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なぜ店員によって勧めるルーターが変わる? 自宅回線から逆算する、新生活に役立つWi-Fiルーター選びの超基本(2/3 ページ)

Wi-Fiルーター選びで失敗しないコツは、外からの回線(水道管)とルーター(蛇口)の関係を知ること。自宅の環境を3パターンに分類し、スペック表を見る前に押さえておくべき「自分に最適なモデル」の見極め方を解説します。

王道の3パターンを意識しておこう

 さて、筆者としては、個別の通信規格について理解を深めることも重要だが、何よりもWi-Fi設置の王道の3パターンがあることを知っておくのがよいと思う。

 自宅の“水道管”の状況について可能な条件を把握し、完成させたい全体像を伝えることで、アドバイスする側も、「それならこのWi-Fiルーターが良いと思う」と、“蛇口”を含めた設計方針でキュレーションしやすくなるからだ。


Wi-Fiルーターを検討するうえでの3つの大きな方向性の案(表組は筆者作成)

高速な光回線を使える場合

 1つ目は、幸運にも自宅に1~10Gbpsクラスの光回線を引いている場合だ。この場合は、要するに先の例で言うところの“水道管”が強いので、3万円以上するようなハイエンドからミッドレンジのWi-Fiルーターを導入すれば、高速通信の恩恵を受けやすい。

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 例えば、ハイエンドモデルを導入すれば、ネット回線を通じたゲームを安定して楽しんだり、リモートワークなどで大容量ファイルの送受信が必要な場合でも、快適な通信が期待できたりするだろう。

低速なネット回線の場合

 2つ目は、「両親の住む実家に固定回線を引いているが低速」であったり、「集合住宅でVDSL方式の回線を使っている場合」で、料金面でのメリットや煩雑な手続き/工事などを避けることを理由に、それらを継続利用したいというケースだ。

 これは“水道管”が弱いので、Wi-Fiルーターへの投資は最小限でよい場合が多い。最新モデルであれば、エントリークラスのWi-Fiルーターか、ローミッドのモデルで十分だといえる。集合住宅かつVDSL方式の場合には、1万円しない製品でも十分かもしれない。

固定回線を契約していない場合

 3つ目は、自宅に固定回線を引いていなかったり、集合住宅のVDSL方式の回線は使いたくないという場合だ。この場合には、携帯電話会社が提供する“置くだけ”をうたうホームルーターを選ぶとよい。

 家の外の通信はモバイル通信になってしまうが、意外と速度は安定する。さすがにクラウドゲーミングをストレスなくこなすには厳しいだろうが、友人と“ひと狩り行く”くらいのオンラインゲームを楽しむ程度なら、さほど問題ないと思う。

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