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「ナビダイヤル」の改善を 「dカード」を無理やり契約させているのか――NTT定時株主総会で出たドコモ関連の主要質問まとめ

NTTが、商号変更後初めての定時株主総会を開催した。この記事では、同社の子会社であるNTTドコモと、その傘下(NTTドコモグループ)企業に関する主な質問をまとめた。

 NTTは6月18日、第41回定時株主総会を開催した。同社の商号変更後初めての株主総会で、会場に来場した株主は1630人(前年比8人減)、オンライン視聴数は7885人(前年比253人増)だったという。議決事項については会社提案の3議案は全件承認、株主提案の12件は全件否認となった。

 この記事では、同社子会社であるNTTドコモに関する主な株主質問をまとめる。


株主総会の議長は、NTTの島田明社長が務めた

事前質問:通信品質について

 会場に来られない株主から事前に募った質問のうち、「特に興味があるであろう質問」として取り上げられたドコモ関連の質問は1問だった。この質問を含めて、事前回答は廣井孝史副社長(CFO)が対応した。

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質問 NTTドコモの通信サービス品質について

廣井副社長 当社はモバイル通信品質の向上は最も重要な課題であると認識しており、昨年度(2025年度)は総数として1万200の基地局を増設し、通信品質の改善に取り組んでまいりました。今年度(2026年度)は昨年度を超える基地局の増設を行っていき、通信品質の早期の改善に取り組んでまいります。山手線や大阪環状線といった主要鉄道路線では、ピーク時においても快適にご利用いただける時間が大幅に改善しております。

 一方で、トラフィックの増加に伴い、一部エリアでは体感品質に課題が残っていると認識しております。今後、基地局増設に加え、3Gサービスの終了により、活用可能となった周波数の有効活用や、届きやすい周波数帯を用いた5Gサービスの安定化AIによる通信状況の分析/最適化を進め、さらなる通信品質の向上に取り組んでまいります。


事前質問に回答する廣井副社長

会場質問

 会場では、ドコモに関する質問が3問寄せられた。回答はドコモの藤城夏子副社長が行った(やり取りの内容は、支障のない範囲で一部省略した上で、体裁を整えている)。

質問1:ナビダイヤルの提供条件について

株主 「0570」で始まるナビダイヤルについてお伺いします。ネットとかでいろいろ問題点が出てると思うのですが、そもそも課金の仕方が間違っているんじゃないかと思うんです。まず、サービスを受ける人向けのサービスなのに、発信者に負担させること自体がまずおかしいと思うのですが、その辺はどのようにお考えなのでしょうか。

 ある企業の予約サービスではナビダイヤルと「03」から始まる一般電話番号を記載していますが、携帯電話向けに一般電話番号の記載を求めるように(サービスの)規約を変更すべきだと思います。(ナビダイヤルの電話番号だけを案内するのは)社会通念上ちょっと許せるのかな、ってちょっと疑問を感じるので、その辺のところをお伺いできたらと思います。よろしくお願いします。

藤城副社長 ただいまのご質問につきまして、私からご回答させていただきます。まず株主様、ドコモグループが提供させ上げているサービスに関するご提言、ありがとうございます。

 ドコモグループとしましては、関連する法令に則りまして(ナビダイヤルのサービスを)適切に提供をしているつもりでございます。一方で、いただいたご意見につきましては、サービスのさらなる品質向上、新しいサービスの提供なども含めて、貴重なご意見として参考にさせていただきたいと思っております。どうぞご理解のほど、お願いを申し上げます。


ナビダイヤル」の提供主体はNTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)だ

質問2:収益のてこ入れについて

株主 ドコモグループについて、格安スマホへの対抗(による料金/販売施策)や、広告宣伝費の増加などによって、あまり利益の調子が良くないという印象を受けております。通信品質の改善以外に収益を上げていく方策といったようなものはございますでしょうか。

藤城副社長 ご質問ありがとうございます。現在、 NTTドコモではサービスをお使いただくお客さま基盤の維持拡大と、株主さまがご指摘の通りネットワーク品質の強化を何よりも優先する重要な経営課題と位置づけまして、懸命に取り組んでいるところでございます。近い将来の成長発展を確実なものとするために、今必要なコストを集中的に投下いたしまして、今実施すべきことをブレることなく最後までやりきるつもりでございます

 こうした取り組みを進めることで、2025年度の業績を“底”にして、中期的に成長軌道を描いていけるように取り組んでいきたいと考えておりますので、どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

質問3:ドコモショップでの「dカード」勧誘について

株主 ドコモショップについて質問させていただきます。この3月に(携帯電話の)契約回線をドコモに変えまして、(今のところ)通信の品質については大きな不満はないといったところであります。

 契約のためにドコモショップに行かせていただいたんですけれども、その際にクレジット機能の付いている「dカードゴールド」について、クレジット機能が付いているという説明がなく、そしてこちらの意思確認がなく、契約するという方向で話を進められ、こちらが断ったというのに再三契約を進められました。最終的にこちらが「不愉快だ」という旨を申し上げて、しぶしぶ引き取ってくれました

 これについて、私に謝罪する必要はございませんが、同様の勧誘をしているのではないかという懸念を持っております。契約時に銀行口座の情報など書きますので、最終的にそこで気付けるかもしれませんが、気付けずに契約してしまった方もいられるのではないかと懸念しております。

 NTTおよびNTTドコモとして、このような契約手法を“是”とされるのか、また同じような形で気づかずに契約されてしまった方に対してどのようなアナウンスをしていくのか、お聞かせください。お願いします。

藤城副社長 株主様、今回の件に関しまして「個人的な謝罪は不要だ」とご発言をいただきましたけれども、ご不快な思いをさせてしまったこと、深くお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。

 今日のご意見も含めてですけれども、お客さまのお声から学ぶこともたくさんあるというふうに思っております。その上で、私どものドコモショップにつきましては、実際にリアルにお客さまとの接点を持てる、貴重な営業拠点として考えています。先ほども(別の回答で)少し触れましたが、現在ドコモではお客さま基盤を拡充していくことを非常に大事な課題として取り組んでおります。そういった中で願わくば、ドコモの複数のサービスをなるべく長い期間にわたり使っていただけるようなお客さまを増やしていきたいという方針で臨んでいるところもございまして、そういう意味で、クレジットカード(dカードゴールド)の勧誘をさせていただいたということでございます。す。

 ただご説明が不十分だったということに関しましては、反省をしまして、グループ全体でお客さま対応が適切に行われるように改善してまいりたいと思っております。どうぞご理解のほど、よろしくお願いいたします。


NTTドコモグループに関する質問への回答は、ドコモの藤城副社長が回答した

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