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Huaweiが新フラグシップ「Pura 90s」発表 2億画素望遠カメラや芸術的なカラバリ、5G復活 発表会現地レポート(1/3 ページ)

Huaweiはマレーシアで新製品発表会を開催し、最新のフラグシップスマホやタブレットなどを発表した。スマホの「Pura 90s」シリーズは優れたカメラ性能に加え、ここ数年途絶えていた5Gに正式対応する。その他、アクセサリーを付けたまま収納できるイヤフォンや、最薄クラスの12型タブレットも登場した。

 Huawei(ファーウェイ)が7月14日、マレーシア・クアラルンプールで新製品発表会を行い、カメラ性能を強化したフラグシップモデル「Pura 90s」シリーズ2機種と、アクセサリーも同時に収納できるワイヤレスイヤフォン「FreeClip 2 S」、最薄クラスのタブレット「MatePad Air」を発表した。


Pura 90sシリーズを発表するHuaweiのAndreas Zimmer氏

独創的なカラーが目を引く「Pura 90s」シリーズ 2億画素望遠カメラを搭載

 Huaweiのスマートフォンは、中国、アジア、欧州を中心に幅広い市場へ投入されており、現在は「Pura」「Mate」「nova」という3ブランドが柱になっている。

 今回発表された「Pura 90s」シリーズはカメラ性能を前面に打ち出したラインで、日本では過去に展開されていた「Pシリーズ」の系譜を受け継ぐモデルだ。初代Pシリーズから数えて10年以上の歴史の中で、モノクロセンサーを組み合わせたデュアルカメラの「P9」や、2026年に登場したデュアル望遠カメラ搭載の「Pura 80 Ultra」などを通じ、P/Puraシリーズは常にスマートフォンカメラ技術の最前線を切り開いてきたといっていい。

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カメラ技術をけん引してきたP/Puraシリーズ

 歴代シリーズは、技術面だけでなくデザイン面でも一貫してアイコニックな表現を追求してきた。「P30」では、エレガントな光のグラデーションをまとった「ブリージング・クリスタル」を採用し、スマートフォンというITプロダクトを、美しい工芸品の域にまで引き上げている。

 さらに「P60」では、天然の真珠を思わせる独特の質感を再現した「ロココパール」デザインを打ち出し、素材感そのものにストーリーを持たせた。こうした取り組みを通じて、Huaweiは「スマートフォンは、それを手にする人と同じくらい表現力豊かな存在になれる」というデザインフィロソフィーを一貫して体現し続けている。


デザインでも業界に革新を与えてきた

 今回発表された「P90s」シリーズも、カメラ技術とデザインの新たなハーモニーを体現するモデルとして位置付けられている。

 HuaweiのHead of ProductsであるAndreas Zimmer氏は発表会の冒頭で、P90sシリーズが旅の途中で変化する光や自然の動き、そして旅を終えた後も心に残り続ける感情から着想を得た「リズム・オブ・カラー(Rhythm of Color)」という新しいデザイン哲学に基づいていると説明した。

 P90sのカラーバリエーションは、夏の開放感を象徴する「グアバソーダ(遊び心のあるピンク)」、エネルギッシュな「オレンジソーダ」、洗練された「ココナッツホワイト」、そして時代を超えてエレガンスを語る「マルベリーブラック」の4色で構成され、ユーザーの個性とスタイルを際立たせている。


遊び心のあるP90s Proのカラバリ

 一方、上位モデルのP90s Pro Maxには、自然の移ろいをテーマにした4つのカラーが用意されている。時間の流れや風景が秘める感情的な側面を映し出す「ブラッシュゴールド」、1日の始まりを告げる最初の光に着想を得た、輝かしくエレガントな「オレンジオーシャン」、海面に反射する太陽光をイメージし、忘れがたい夏の夕暮れを呼び起こす「ブレイズパープル」、そして日没から夜へと移り変わる魔法のような瞬間をとらえた「グラファイトブラック」を用意。時間帯や情景ごとのカラー・ストーリーを楽しめる構成となっている。


自然の移ろいからインスパイアされたP90s Pro Maxの4色モデル

 このうち、オレンジオーシャンは業界初という、アルミニウム製のサイドフレーム自体に2つの色がシームレスに流れるグラデーション加工を施した。本体に当たる光が移動する際にフレーム上で色彩が動いているかのような視覚効果を生み出す。これは精密工学と芸術的な職人技の融合といえる。


側面にもグラデーションを施した

 カメラ性能はハードウェアとソフトウェアのバランスのいい融合により、歴代モデルの中でも最高の撮影体験を目指した。P90sシリーズは広角カメラに1/1.28型の大型センサーを採用、F1.4からF4.0の可変絞りを搭載し、あらゆる光の条件下で自然な描写を可能にしている。また第2世代の「True Color」技術は、その場の空気感や色彩を正確に再現することに特化している。さらに強力なAI機能、「AI構図」「AIグレア除去」「AI Move」などがプロの写真家のようにユーザーをサポートする。


第2世代の「True Color」技術を搭載

 上位モデルのPura 90s Maxには望遠カメラに2億画素を搭載した。RYYB技術と「3-in-1 ウルトラライティングプリズム」の組み合わせにより光の取り込み量を劇的に増加させ、数百メートル先の被写体であっても、肉眼では捉えきれない細部まで鮮明に記録することが可能となった。

 動画撮影時にはチップレベルでの2億画素 RAWリアルタイム処理を導入し、20倍の超望遠域でも極めて安定した高精細なビデオ記録を実現。コンサートのステージ上など、遠くからの撮影でも演者を鮮明に動画で記録できるのだ。


2億画素の望遠カメラ性能を高めた

 ディスプレイには、Huaweiが独自開発した最新の強化ガラス「クンルンガラス」を採用し、光の反射を最大70%低減し、強い日差しの下でも極めて高い視認性を確保する。さらに従来の25倍という圧倒的な耐落下性能に加え、耐傷性も大幅に向上しており、画面の美しさを損なうことなく保護し続ける。

 バッテリー性能も高く、6000mAhの大容量バッテリーを搭載し、Proは66W有線+50W無線、Pro Maxは100W有線+80W無線の超急速充電に対応。最新のEMUI 16とより賢く進化したAIアシスタント「Celia」が、ユーザーの多様なタスクを直感的にサポートする。


急速充電性能も高い

 通信性能については発表会での言及はなかったが、5Gへの対応もトピックだ。Huaweiのスマートフォンは2020年以降、米国による輸出禁止の制裁を受けてから長らく5Gに対応できていなかったが、Pシリーズとしては2020年発売の「P40」シリーズ以来、約6年ぶりの5G対応となる。5Gの対応バンドは、n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n26/n28/n38/n40/n41/n48/n66/n71/n77/n78/n79/n80/n81/n83/n84だ。

 メモリは12GBを搭載。価格はPura 90s Proのストレージ256GBモデルが849ユーロ(約16万7000円)、512GBモデルが1049ユーロ(約19万5000円)。Pura 90s Pro Maxはそれぞれ1149ユーロ(約21万3000円)、1299ユーロ(約24万円)となる。

 以下、発表会会場に展示されていた実機の写真を紹介する。Pura 90sシリーズはどちらのモデルもカラフルなボディーが大きく目を引く。最近のスマートフォンにはないカラーリングは新世代のスマートフォンという雰囲気も出している。


Pura 90s Pro正面

Pura 90s Pro背面

Pura 90s Pro右側面

Pura 90s ProカメラUI

Pura 90s Pro Max正面

Pura 90s Pro Max背面

Pura 90s Pro Max右側面

Pura 90s Pro Maxポートレート10倍撮影画面
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