レビュー

ミストが出るハンディファンって涼しいの? 家電量販店でも買える「Aecooly Cold Air/Cold Air Pro」を試す(2/3 ページ)

猛暑日にハンディファンを使うと熱風を顔に当てる逆効果になりがちだ。そんな問題を「気化熱」を利用した超微細ミストと圧倒的な風力で解決する高機能ファン「Aecooly Cold Air」シリーズ2機種の実力をレビューする。

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ミストで涼しくなる仕組みは「気化熱」

 そこで注目されているのが、ミストと風を組み合わせた冷却方法だ。Aecooly Cold Airシリーズは、ミストを噴射しながら風を送ることで、劇的な冷却効果を生み出す。

 この仕組みの根幹には、「気化熱(蒸発潜熱)」という物理現象がある。水などの液体が蒸発して気体に変わる際、周囲から熱を奪う性質を利用したものだ。これは、人間が暑いときに汗をかき、それが乾く過程で体温を下げるのと同じメカニズムである。

 今回紹介するAecooly Cold AirおよびAecooly Cold Air Proは、吹き付けたミストをファンの風で蒸発させ、肌の表面や周囲の空気の温度を下げる効果を持つ。単なる熱風ではなく、物理的に温度が下がった心地よい冷風を浴びられるというわけだ。

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スタンダードモデル「Aecooly Cold Air」の実力

 まずは、スタンダードモデルであるAecooly Cold Airの使い心地から見ていこう。定価は7999円だが、セールなどで実売価格は5000円程度で入手できるようだ。


「Aecooly Cold Air」

ミクロンレベルの超微細ミストでサラサラな涼しさ

 Cold Airは1万2000rpmのモーターを搭載し、最大風速は毎秒約10mという強力な風を送り出す。風量は5段階で調整可能だ。しかし最大の特徴は、なんといってもミスト機能にある。高圧微細孔霧化技術を採用し、ミクロンレベルの超微細なミストを噴射する。

「Aecooly Cold Air」のミスト機能(スロー再生)

 実際に顔や腕に当ててみると、まるで冷気が出ているような感覚で涼しさを感じられる。水滴が肌にべちゃっと付く不快感もなく、極めて微細なミストだ。肌に触れた瞬間に風で蒸発するため、ベタつかずにサラサラとした冷却効果が得られる。

 メーカーは「わずか10秒で急速に体感温度を下げる」とうたっているが、決して大げさではない。熱気ムンムンの屋外でスイッチを入れた瞬間、スッと汗が引いていくような明確な涼しさを体感できて、思わずニヤリとしてしまった。

大容量バッテリーと水が漏れない密閉タンク設計

 使い勝手も優秀だ。本体には4500mAhの大容量バッテリーを内蔵し、最長20時間動作するという。分厚いモバイルバッテリーのような形をしていて本体の重さは実測で290g(タンクが空の状態)と重量感があるが、朝から晩まで外出する日でも、バッテリー切れを心配せずに使い倒せる頼もしさがある。


「Aecooly Cold Air」の背面

 ミスト用の水は、底面のカバーを外して補充する。水漏れが心配になるかもしれないが、本機は完全密閉式のタンクを採用している。金属製のロック機構を備えており、横にしたり逆さにしたりしても水漏れすることはなく、精密機器と一緒にカバンへ放り込んでも問題なかった。


底面カバーを外したところ

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