2006年夏モデルで目立つのが、メモリカードに「microSD」を採用した端末だ。microSDとはどんなもので、miniSDとはどう違うのか、簡単にまとめてみた。
世界最小をうたうリムーバブルストレージカード「microSD」がSDAに承認された。SanDiskは13日に512MバイトのmicroSDカードを発表しており、2005年末までには1Gバイト版をリリースする予定。
「価格を下げることによって、メモリカードはより幅広い分野で大量に使われる。2009年頃には1Gバイト=10ドルを実現することも不可能ではないはずだ」。米SanDisk社長兼CEO エリ・ハラリ氏はメモリカードのコモディティ化を狙う。
今までmicroSDを使っていなかった理由は何だろうか。
などだと思われる。
前述のSDアソシエーション主要メーカーの1つ、サンディスクは、ドコモの903iシリーズ発表と同時に2006年11月現在で最大容量となる2GバイトのmicroSDカードを発表した。miniSDカードの最大容量と同じとなった。
2GバイトのmicroSDとminiSDの価格を比較すると、2006年11月現在は、まだ若干の価格差はある(microSD=1万6000〜1万9000円ほど)。しかし1Gバイトモデルで比較すると価格差はほとんどなくなっている(6000〜8000円ほど)。それ以下の容量のモデルもほぼ同じ価格帯で販売されている(+D Shoppingで最新価格を比較する→1Gバイト / 2Gバイト)。
ちなみにmicroSDをはじめ、SDカードやUSBメモリなどフラッシュメモリ製品の価格のうち、8〜9割がその中身となるフラッシュメモリが占める。
サンディスクの製品が他社製品と大きく異なるのは、そのフラッシュメモリ(NAND型フラッシュメモリ)も製造するメーカーであることだ。フラッシュメモリカードを発明した初のメーカーとして、そして高密度フラッシュメモリとコントローラテクノロジの特許技術を駆使したフラッシュストレージ製品の世界最大のサプライヤとして、その信頼性を強くアピールする。国内では、三重県四日市に東芝と共同で建設した工場でNANDフラッシュメモリを製造。2006年夏、SanDiskと東芝は2007年完成予定の第4製造棟(Fab 4)を建設する合弁事業を発表している。
microSDカードはminiSDカードおよびSDカードと完全な互換性がある。microSD対応の端末はもちろん、miniSDアダプタへ装着することでminiSD対応端末でもそのまま使えるのが特徴だ。
サンディスク製microSDカード「SDSDQ-****-J3K」シリーズは、microSD本体に加え、miniSDアダプタとSDアダプタの2種類がセットになったパッケージとして発売する。そのためminiSD対応端末や、SDカードを用いるデジタルカメラなどでも使用できるようになっている。
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提供:サンディスク株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年12月19日