ワンセグ、フルブラウザ、セキュリティ──「SH-01A」は実用機能もすごい(1/2 ページ)

8MピクセルのCCDカメラを搭載した点が目を引く「SH-01A」だが、もちろんほかの部分も前モデルから大きな進化を遂げている。3.3インチのNewモバイルASV液晶を生かした美しいワンセグやフルブラウザ、さらに増えた横画面対応アプリ、指紋認証機能を備えた光TOUCH CRUISERなどを紹介しよう。

» 2008年12月08日 11時30分 公開
[PR/ITmedia]
PR

 独自開発した8MピクセルのCCDカメラと画像処理エンジン「ProPix」は、シャープのドコモ向けPRIMEシリーズ端末「SH-01A」の大きな特徴だが、もちろんSH-01Aの魅力はその点だけにとどまらない。シャープならではのサイクロイドスタイルを継承したAQUOSケータイということで、横画面での操作性が高いのはもちろん、独自のポインティングデバイス「光TOUCH CRUISER」が指紋認証機能付きに強化されるなど、注目点は多い。

 カメラ機能についてはこちらをじっくり読んでいただくとして、ここでは「SH906i」や「SH906iTV」からの進化ポイントや新たに搭載された機能をじっくり見ていこう。

PhotoPhotoPhoto 「SH-01A」は4色のラインアップ。カラーはBlue、White、Black、Pink

縦横自在のサイクロイドスタイルを継承

 サイクロイドスタイルの魅力は、やはりディスプレイを横画面にした状態でも、通常の携帯電話と変わらない使い勝手ですべての操作ができることだ。フルブラウザやワンセグなど、横画面で利用した方が快適なアプリケーションが増える中、端末メーカー各社はさまざまな方法で縦長の携帯電話に横画面を組み合わせているが、シャープのサイクロイドスタイルほど違和感のない操作性を実現しているものは多くない。ダイヤルキー部分の操作性を維持したままディスプレイを90度回転させるという独自の方法は、いまだに色あせない、日本の携帯電話にマッチしたユーザーインタフェースといえるだろう。

 とはいえ、最初からすべてが快適に利用できた訳ではない。シャープとしても、携帯電話の操作性を維持したまま画面表示を横向きにするという取り組みは初めてのことだったため、初期のモデルでは不満を覚える点もいくつかあった。しかし、その使い勝手はモデルを追うごとに改善されてきている。

 ドコモ向けとしては4世代目のAQUOSケータイとなるSH-01Aでは、横画面で利用できるアプリケーションがさらに充実した。前モデルでもフルブラウザやワンセグ、カメラ、メール、マンガ・ブックリーダー、データBOXなどは横画面で利用できたが、SH-01Aでは新たに待受カレンダー、マチキャラ、ミュージック、ドキュメントビューアが横画面に対応。横画面の待受画像も個別に指定できる。横長の画面を有効に活用できるシーンが増えているのがうれしい。

PhotoPhoto ディスプレイを横向きにすると、初期設定ではカメラが起動するが、ワンセグ起動や横画面待受にも設定できる。横向きの待受画面では、カレンダー表示が可能になったほか、マチキャラも動作する。待受画像も縦と横で個別に設定しておける
PhotoPhoto ミュージックプレーヤーも横画面で利用可能になった。左が従来の縦画面のミュージックプレーヤー、右が横画面のミュージックプレーヤー
Photo ドキュメントビューアも横画面に対応。WordやExcelのファイルを横長の画面で確認できる

 待受画面を縦横に歩き回るマチキャラは、横画面で待受画面を表示しても現れるようになり、ドコモの新サービス「iコンシェル」の情報なども確認可能。iチャネルも縦画面と同じように待受画面下部に表示される。ミュージックは、ワンセグ視聴と同じスタイルで利用可能になったため、充電中などに画面を横向きにしたままコンテンツを楽しむこともできる。ドキュメントビューアもPCに近い横画面で見られるようになり、さらに利便性が向上した。

 プリインストールされるゲーム「ロスト プラネット for SH」も縦画面と横画面に両対応しており、迫力ある横画面でシューティングゲームをプレイ可能。ちなみにシャープのメーカーサイトSH-MODEから、対戦に対応したフルバージョンの「ロスト プラネット」もパケット通信料のみでダウンロードできる(初回利用時から30日間は無料でプレイ可能)。またBluetooth経由で対戦できる「トランプコレクション」も横画面に対応。「スピード」「神経衰弱」「ポーカー」の対戦が楽しめる。

PhotoPhoto (C)CAPCOM 2008
縦画面と横画面の両方に対応した「ロスト プラネット for SH」を収録。ディスプレイの向きを変えると瞬時に画面が切り替わる。メーカーサイトSH-MODEではフルバージョンの「ロスト プラネット」もダウンロードできる
Photo (C)2008 SHARP CORPORATION
BT対戦トランプコレクションも横画面対応。Bluetoothを使ってワイヤレスで対戦ゲームが楽しめる

 ワンセグ視聴中や、録画データを再生しながら他の機能を利用できる「マルチウィンドウ」も、サイクロイドスタイルのSH-01Aでは、キー操作が縦画面と変わらないためとても使いやすい。「ながら見」中にメールの読み書きをしたり、テキストメモでメモを取ったり、あるいはiモードサイトにアクセスして必要な情報を探したりといったことが容易にできる。マルチウィンドウモードでは、映像はディスプレイの右側に小さく表示されるが、精細な液晶パネルを採用しているため内容は把握できる。

PhotoPhotoPhoto マルチウィンドウを活用することで、ワンセグを見ながらメールを書いたり、メモを取ったり、Webサイトを閲覧したりといった「ながら見」も簡単にできる
PhotoPhotoPhoto ワンセグ起動中にダイヤルキーの左下にあるキー(マルチキー)を押すと「MULTI ASSISTANT」メニューが起動する。ここで呼び出すタスクを指定すると、マルチウィンドウでさまざまな機能が利用できる。2つの機能を利用中にタスクを切り替えたい場合は、もう一度マルチキーを押してタスクを選べる

ワンセグ視聴中に起動できる機能

  • iモード(iモード設定リセットをのぞく)
  • メール(メール設定をのぞく)
  • iアプリ(マルチウィンドウ表示はサイクロイドポジションのみ:一部非対応のものあり)
  • テキストメモ
  • フルブラウザ
  • 電話帳
  • スケジュール(マルチウィンドウ表示はサイクロイドポジションのみ)
  • クラシックスケジュール
  • iコンシェル(マルチウィンドウ表示はサイクロイドポジションのみ)
  • iチャネル
  • トルカ
  • 電卓
  • サポートブック
  • Bluetooth機能
  • クイック検索(メニューとiモード検索の文字列入力画面、iアプリ辞書をのぞく)
  • マンガ・ブックリーダー(全画面表示されるコンテンツをのぞく)
  • GPS(地図、地図・GPSアプリをのぞく)
  • ドキュメントビューア
  • データBOXのフォルダ一覧画面とファイル一覧画面

鮮やかなNewモバイルASV液晶を搭載

Photo 鮮やかで美しいNewモバイルASV液晶

 SH-01Aが採用するシャープ自慢のNewモバイルASV液晶は、現時点で最上位クラスのもの。ディスプレイのサイズは3.3インチでSH906iTVと同じだが、SH-01Aでは新しいパネルを搭載している。

 パネルの表面は、SH906iTVでも好評だった、太陽光の乱反射や液晶パネルの光量ロスを低減するリフレクトバリアパネルとなっており、屋外で見てもコントラストが高い。光の3原色(赤、緑、青)の成分をより多く含んでいる高演色バックライトや映像処理エンジン「SVエンジン+」、6色カラーフィルタによる鮮やかな発色と相まって、映像からWebページ、PCドキュメントまで、あらゆるコンテンツを屋外でも屋内でもきれいに表示できる。

 ディスプレイにはシャープ製端末ではおなじみの、周囲からののぞき見を防止する新ベールビューも備えており、電車の中などでメールを書くときなどに重宝する。ベールビューで用いる、のぞき見をブロックする画像パターンは猫、ハート、もみじ、駐停車禁止、メッシュ、肉球の6種類を用意。さらに、データBOX内の静止画を選んで適用することも可能になった。しかも静止画はすべてアニメあり(サイズが3段階に変化)とアニメなしが選べ、濃度も3段階に調整できる。きせかえツールでの一括変更もできるなど、ブロック用の画像にも“見せる”要素を盛り込んでいる。

PhotoPhoto よく見えるディスプレイでものぞき見を防止できる「新ベールビュー」を搭載する。ダイヤルキーの右下にある[ECO]キーを長押しするとオンとオフを切り替えられる。電車の中でメールを打つときなどに重宝する
PhotoPhotoPhoto 新ベールビューのパターンは、プリインストールされる猫、ハート、もみじ、駐停車禁止、メッシュ、肉球の6種類が選べるほか、きせかえツールで個別のものに変更することも可能。写真は猫、ハート、もみじ
PhotoPhotoPhoto 上の写真は左から駐停車禁止、メッシュ、肉球。パターンのサイズを3段階に変化させる「アニメ」の有無と、画像の濃淡が3種類から選べる

 また閉じた状態では何もないように見える背面にもサブディスプレイを搭載している。このディスプレイは7セグメント(一番左だけ8セグメント)のLEDで、ディスプレイの開閉や、電話やメールの着信時、アラーム鳴動時などに浮かび上がる。その横には小さなカラーLEDライトも内蔵しており、充電時や着信時などに、機能に合わせて色が浮かび上がる。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:シャープ株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年12月31日