1210万画素に進化したCCDカメラ搭載のデジタルカメラケータイAQUOS SHOT「SH-01B」は、画素数が増えただけでなく、多彩な撮影機能を用意した点が魅力だ。写真を撮る楽しみをさらに広げてくれるSH-01Bの写りをチェックしよう。
つい先日1000万画素になったと思ったら、今度は1210万画素(12.1Mピクセル)。ちなみに2009年の標準的なコンパクトデジタルカメラは、CCDセンサーを搭載するものが多く、画素数は1200万前後なので、ケータイカメラのスペックはデジタルカメラに完全に追いついたと言える。
シャープのドコモ向けモデル「SH-01B」も、そんな12Mピクセルオーバーのカメラを搭載したケータイの1つ。AQUOS SHOTの最新モデルである。
SH-01Bでは、画素数が1210万画素になったことが大きなトピックだが、それと合わせてCCDセンサーを採用する点も特筆すべきポイントの1つ。CCDセンサーは、CMOSセンサーと比べて、暗い場所や動きの速い被写体の撮影に強く、ケータイで写真を撮るシーンと相性がいい。
また撮影に関する機能もいろいろと強化された。タッチパネルを使ったユーザーインタフェースはより洗練され、個人の顔を覚える機能や顔を撮ってあれこれいじって遊ぶ機能もついた。
新製品が出るたびにどんどん機能が強化されていくAQUOS SHOTの魅力を確認していこう。
SH-01Bを持ち、ディスプレイを反転させる。するとカメラがすぐ起動する。ディスプレイ反転時に起動する機能は、初回にカメラやワンセグ、待受、メニューから選択可能。AQUOS SHOTなのだから、カメラにしておくのが一番便利だろう。起動しない設定になっている場合は、画面をタップすると表示されるメニューから、右上のカメラアイコンを選ぶといい。
起動したら、撮る。サイドにあるシャッターキーを使うと半押しも可能だ。あるいは画面のカメラアイコンを押してもいい。
画面をタップして撮影するときは、画面上のフォーカス位置をタップするか、カメラアイコンをタップする。カメラアイコンを使った方がブレないだろう。ポイントは「アイコンを触ったときではなく、指を離したときに撮影される」こと。覚えておくといい。
本体を縦に構えているか、横に構えているかはモーションセンサーで検知して、画面もそれに応じて切り替わる。これは便利で分かりやすい。
では撮影してみよう。基本設定では、ISO感度がAUTO800(ISO800まで自動的に上がる)で、シーン自動認識がオンになっている。AFは顔優先。コンティニアスAFとチェイスフォーカスもオンになっているのでお手軽に写真が撮れる。
AQUOS SHOTといえば「人物」である。シーン自動認識にしておけば、顔を見つけると自動的に人物モードになり、そこにピントがあって顔が明るく写るのだ。というのを3枚どうぞ。
この日はものすごくいい天気だったので、顔の陰影が強く出てしまったが、それでもこれだけ鮮やかに撮れる。ちなみに、顔が斜めだったり、強い影がかかっていたり、横を向いていたりすると人物モードには切り替わらないようだが、それでも十分きれいに撮れる。
逆光で顔が影になってしまうようなときは、「逆光モード」にしてみるといい。
逆光モードにすると、全体的に明るく写すと同時に、暗い部分を重点的に明るめにしてくれる(いわゆる暗部補正を行う)。これはかなり強力だ。
お次は室内で。人物モードだとあまり感度を上げない設定になっているようで、暗いシーンではブレやすくなる。そこであえてシーン自動認識をオフにして撮ってみた。
撮影時の感度はISO390。等倍で見ると低感度時に比べて若干ざらつきはあるが、これだけ写れば十分である。
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提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年12月16日