と、そんな感じでThinQ AIを中心に楽しんできたわけだが、そういえばカメラのスペックの話をちゃんとしていなかったので、最後に触れておきたい。
背面のデュアルカメラはメインカメラが1/3.1型のセンサーで有効約1650万画素。レンズはF1.6で、画角は71度。もう1つの超広角カメラは1/3.4型のセンサーで有効約1310万画素。レンズはF1.9、画角は120度の超広角だ。
どちらもAIカメラが使えるので、ボタン1つで切り替えるといい。広角は広い範囲を写すのみならず、遠近感を強調できるのでそれを意識しよう。
同じポーズで同じ距離から撮ったが、超広角の方が手が大きく写っている。また一般的に、広角だと周辺に行くほどゆがんで写るので、人物を撮るときは顔を端に置かないのがポイントだ。
インカメラは1/5型のセンサーで有効約510万画素で、レンズはF2.2。広角モードと標準モードを切り替えて使う。インカメラは広角モードで使うのがお勧めだ。
さて、ソフトウェアアップデートで新たに搭載された「AIカメラ」を中心にV30+であれこれ遊んでみた。AIの成果はあったのか。
まずは解析した結果が単語で画面に浮かんでは消えるのがめちゃいい。何が写っているかをチェックして、どれがメインの被写体かを判断して、それがきれいに撮れるよう調整してくれる。
さらに、どんなシーン、被写体であるかを決定すると、そのシーンに合わせてきっちりと鮮やかに撮ってくれるのだ。被写体が分かっても、それに合った撮影をしてくれないなら意味がないが、ThinQ AIならそんな心配は無用。
今回試した限りでは、人だと顔が明るく撮れるようセッティングしてくれるし、夕焼けだとより色が赤く鮮やかに出るし、都市の夜景では都市らしくキリッとしたイルミネーションを見せてくれる。
今後、スマホのカメラが進化する中で、ユーザーがカメラを向けてシャッターを切れば、撮りたかった写真が撮れるようどんどん賢くなっていくべきだし、それにAIを使うのは、スマホカメラの進むべき道だと思うのである。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2018年7月28日