使いやすさに歴史あり――富士通スマホに込められた“思い”を聞くarrows先生が学ぶ(4/4 ページ)

» 2018年09月28日 10時00分 公開
[arrows先生PR/ITmedia]
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これからのFCNTスマホが目指すこと

山田先生 そろそろ授業時間も限られてきたので、これからFCNTとして取り組みたいことを話したいと思います。

 まず、より多くのお客さまにFCNTのスマホをお届けし、それを通して得られる体験もお届けしたいと思っています。

 世の中ではまだまだケータイを使っている方が少なくありません。FCNT社内でも、実は年配の社員ほど「俺、このパカパカが良いんだよね」とケータイを使い続ける傾向があります。

 それはそれで良いのですが、そのような方々にもスマホが便利に使えること、楽しめること、スマホを手にすることで視野や世界が広がることを伝えられるような商品を提供していきたいです。

 そのことを意図して作られた商品の1つが「らくらくスマートフォン」です。私たちFCNTの強みであるユニバーサルデザイン加齢による身体機能の低下をカバーする機能などの強みやオリジナリティを生かし、スマホを通してより多くの方々の生活の質を向上させることで社会に貢献したいと考えています。

 スマホを無意識のうちに“ムリ”して使っている人は意外と多くいます。例えば画面を見るときに老眼鏡を上げ下げしたり、端末を顔に近づけたり遠ざけたりする人をよく見かけます。当人にとっては不満という意識はなくても、技術面でより使いやすくすることができれば、それは新たな価値となるはずです。

 「はっきり文字」「くっきり文字」や「Exlider(エクスライダー)」による画面の拡大・縮小機能は、このようなお客さまを思う企画・開発メンバーがいて、これらの機能は「きっとお客さまに喜んでもらえる」という確信を持って企画・開発にまい進した“たまもの”だと思っています。これらの機能は、今後もより使いやすく進化させていきます。

 お客さまの役に立つけれどお客さま自身が気付いていない潜在ニーズを掘り起こして、価値化して提供することで、より多くの皆さんに「arrowsっていいな」「らくらくスマートフォンっていいな」「FCNTっていいな」と思っていただき、使ってみたら「もう離れられない!」と思ってもらえるような商品開発をし続けていきたいです。

 そして、口コミなどで拡散して、より多くの方に使っていただける――それが理想です。

誰にでも使いやすいスマホ 誰にでも使いやすいスマホを目指して、日本の“ものづくり”に取り組む

arrows先生 直近で、何か取り組もうと思っていることはありますか。

山田先生 少し具体的になりますが、例えばExliderの使い勝手をもっと向上したいと考えています。

 これ以上はまだ具体的に言えないのですが、Exliderとの親和性が高い技術の1つとして、アイトラッキング(視線検出)がすでに商用化されています。このような技術をうまく商品に落とし込めないかというようなことを考えているところです。

 究極的には老眼鏡がなくてもクッキリ見えるようにすることを目指したいですが、現時点では技術的に難易度が高いです。まずは今ある技術をうまく使って、課題を1つ1つ解決していくことで、一歩一歩着実に、より快適に使えるスマホを目指します。

 あとはコストパフォーマンスのさらなる向上にもチャレンジしつつ、スマホ“そのもの”への興味を再び喚起したいとも思っています。

 arrows先生やその周辺にいる皆さんは、今でもスマホそのものに興味を持っていると思うのですが、残念ながらそのような人は減少傾向にあります。「スマホは何でもいいや」と思っている人が増え、端末の買い換えサイクルも延びています。販売台数に占めるハイエンド機種の割合が減っているのも、その現れだと思います。

 そんな中でも「あ、このスマホ面白そう」「スマホでこんなことできるんだ」といったように、スマホそのものに対する興味を再び喚起できるようなネタ(機能や特長)を継続的に提供していきたいです。具体的に何をするのかはまだ固まってない面もありますし、先ほども言ったように「当たり前品質」と「魅力的品質」の向上に資するものでないといけません。

 ギミック(仕組み)だけに頼るのも違うと思っています。「FOMA F903i」で採用したヨコモーションは、通信の高速化で動画やブラウザの利用が増えること、そして次に来るワンセグ機能の登場を見込んで採用したものです。このように時代の流れやニーズと合致し、興味を再び喚起できるような驚きを提供できればと考えています。

F903i 「FOMA F903i」のように、時代のニーズと機能の結び付きが重要だと語る山田先生

 arrowsはもちろんですが、らくらくスマートフォンやキッズケータイもまだまだ進化の余地があると思っています。らくらくスマートフォンならもっとアクティブに使ってもらえるような仕組みを練っていますし、キッズケータイなら今後は幼少期から“タッチ操作中心”を日常生活の中で当たり前にこなす子供たちに合わせた進化を実現する必要があると考えています。

 arrows先生を含むお客さま、皆さまの期待にできるだけ応えられるように、これからも頑張っていきます。

 これで、授業は終わりです。ありがとうございました!!

arrows先生 お忙しい中、お時間を作っていただきありがとうございました。arrowsの何たるかを教える際に、参考にさせていただきます。


 2018年4月、富士通が培ってきた歴史を引き継ぎ、新たな船出を迎えた富士通コネクテッドテクノロジーズ。

 そのDNAをさらに進化させ、より面白い携帯電話、スマートフォンやタブレットを作り続けてくれることを期待したい。

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提供:富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2018年10月4日

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