最大50倍ズーム対応、光学5倍望遠の約1200万画素スーパーセンシング望遠カメラは、光軸を90度曲げるペリスコープ構造により、HUAWEI P40 Pro 5Gのスリムなボディーに搭載できた。光学5倍やハイブリッド10倍ズーム撮影なら、画質を大きく損なわずに遠くの被写体を撮影できる。デジタル50倍ズームを使えば、遠く肉眼では見えない場所まで撮影可能だ。
これらのカメラ性能と被写体を判別するAIにより、オート設定のまま理想的な写真を簡単に撮影できる。ToFカメラ搭載を使ったポートレート撮影にも対応しており、自然な背景ぼけを利用したプロ風の写真撮影も楽しめる。
AIを利用した編集機能「HUAWEI Golden Snap」にも注目したい。撮影時にアニメーション写真で撮った後、編集画面から利用できる。
複数人の撮影や動きのあるシーンでは、「AIベストモーメント」が便利。表情や体の姿勢からおすすめのカットを自動的に1〜3枚程度抽出してくれる。人物撮影で背景に通行人が通り過ぎた場合は「通行人を削除」が便利。左右の端から歩いてくる最大2人の人物をワンタッチで消去可能だ。
ショーケース内の展示の撮影では、「反射を削除」が活躍する。ガラスなどで覆われた被写体を撮影する場合、ガラスに自分や周りの風景が写り込んでしまいがち。これを、編集画面から削除できる。ガラスやアクリル板に覆われた掲示物の撮影でも重宝する機能だ。
HUAWEI P40 Pro 5Gの性能面やネットワーク対応についても見てみよう。
プロセッサは「HUAWEI Kirin 990 5G(8コア 最大2.86GHz)」を搭載。メインメモリは6GB、ストレージ容量は256GBだ。自社設計のハイエンドスマートフォン向けチップで、いち早く5Gのモデム機能も搭載している。前モデルのHUAWEI P30 Proと比べて、CPU性能で23%、GPU性能で39%アップしている。Huaweiが2020年3月26日に実施した、AI処理性能を計測する「AI Benchmark」のテストでは7万185のスコアを記録した。
モバイルデータ通信は、SIMロックフリーモデルかつ3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の5Gネットワークに対応。契約したSIMがあれば、対応エリアで5Gデータ通信を利用できる。
SIMカードスロットは2つで、引き出したスロットの両面に1枚ずつ装着する。片方はストレージ増設用の専用カード「NMカード(最大256GB)」用スロットと兼用となる。
eSIMに対応したこともトピックだ。MVNOなどが提供するeSIMをオンラインで契約すれば、SIMカードを抜き差しすることなく、すぐにモバイルデータ通信を利用開始できる。nanoSIMとeSIMのデュアルSIMに、NMカードを併用することも可能だ。
通信機能はWi-Fiも進化。最新規格の「Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)」に対応する。一般的なスマートフォンはWi-Fi 6対応で1.2Gbps止まりだが、P40 ProはWi-Fi 6 Plusとして160MHz幅を利用した最大2.4Gbpsの接続に対応する(Huaweiの対応ルーターと接続した場合)。
容量4200mAhのバッテリーを内蔵しており、付属する充電器で最大40Wの超急速充電が可能だ。ワイヤレス充電は、Huaweiの対応ワイヤレス充電器を使うと最大27W給電を利用できる。
本体の電力を使って、他のワイヤレス充電対応機器を充電できることも特徴だ。ワイヤレスイヤフォンの充電や、バッテリーが切れそうなスマートフォンの充電に役立つ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2020年7月14日