楽天モバイルの通信品質や契約特典にどれだけ満足している？ 読者調査から読み解く“推しのポイント”（2/3 ページ）

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固定回線代わりに使う猛者も　プラチナバンドの運用にも期待の声

　楽天モバイルは、2023年10月に、700MHz帯の周波数が割り当てられた。700MHz〜900MHz帯は障害物があっても電波が回り込みやすく、屋内や地下でも浸透しやすいことから「プラチナバンド」と呼ばれている。楽天モバイルはこれまで、LTEは1.7GHz帯のみでエリアを構築しており、プラチナバンドは800MHz帯を持つauのローミングで補ってきた。

　しかし700MHz帯が手に入ることで、楽天モバイルの“つながりやすさ”の向上が期待される。しかも、700MHz帯のアンテナは1.7GHz帯と同じものを使用し、仮想化技術に対応した専用無線機を追加で取り付けるだけで運用できるため、効率よくエリア展開できる。

既存のアンテナに700MHz対応の無線機を取り付けるだけで700MHzのエリアを拡張できる

　このプラチナバンドを獲得したことの期待感についても聞いたところ、「とても期待している」の53.9％と「やや期待している」の34.6％を合わせ、88.5％が期待しているとの回答だった。700MHz帯を運用した通信サービスは、2024年5月の開始を予定している。2024年は、楽天モバイルのネットワーク品質が、より進化する年になりそうだ。

プラチナバンド割り当てに関する期待度

　楽天モバイルの通信品質について、自由記述でコメントを募ったところ、多数の「喜び」「期待」「応援」が集まった。その一部を以下に紹介しよう。

• 「2020年4月から2023年3月まで大阪で単身赴任を3年間しました。その期間は自宅にネット環境は契約せず、楽天モバイルのスマホテザリングで、仕事のオンライン会議なども、アマプラなどのサブスクも全て賄うことができました。自宅のネット回線料を3年間で約21万円も節約できました。今も家族と住む家で楽天モバイルを固定回線化して利用しています。家の固定回線化のおかげで、車などの旅行中も、常にネット環境があるので、家族のギガ数契約を少ないものにできています。プラチナバンドが利用できるようになったら、固定回線化したものと別の私のスマホ用のSIMも楽天に戻そうか検討中です」
• 「以前契約していた時期があった（2023年7月まで使用）。そのときより通信速度や安定性もよく、無制限も相まってコスパに優れた回線だと改めて思う」
• 「数年にわたる赤字にも辛抱強く耐えながら、果敢に基地局増設と品質改善を実現している」
• 「料金は一番安いので、ネットワークももう少し改善すれば最強だと思います」
• 「屋外であればドコモ、au、ソフトバンクと十分対抗できる通信品質があり、まだユーザーが多くないからかもしれません。しかし、それを差し引いてもデータ通信をしっかり確保できて、動画なども問題なくアップできる」
• 「最初に比べるとだいぶ電波は入りやすくなったし、おかげでデータ利用量も増えたが、ずっとポイントで支払いできている。 また、楽天の基地局は形が一定で分かりやすく、外出先で基地局を見つけると、ネットワーク速度テストをするのが趣味になりました」
• 「なぜこのサービスのよさやチャレンジ精神を理解・応援する人が600万人しかいないのか理解できない」
• 「楽天モバイル単体では、現状の4G／LTEのエリア拡大に限界があるため、早めのプラチナバンドと5G環境の整備を期待しております」
• 「屋内の弱さが解消したら本当に強いので、エリアマップに現れないエリア強化を頑張ってほしい」
• 「ローミング削減を進めていた2021年頃と比べると、格段につながりやすくなり、データ使い放題でこの値段ということもあり大変満足しています。当初はお試しで契約しましたが、今はメイン回線をMNPして使っています」
• 「外だとアンテナが立っているが、出先などの室内に入ると圏外になるのでプラチナバンドには期待しています」
• 「ビルの中とかがやっぱり弱いので、プラチナバンド対応である程度改善されるのか期待しています」
• 「衛星経由での通信を早期実現し、山奥などドコモでもエリア外のような場所で通信可能としてほしい」
• 「現状はとても満足しています。よく行くラーメン屋につながらないのは立地のせいなのかラーメン屋のせいなのか分かりませんが、これで20GBまで使えて約2000円は破格です。“格安SIMはつながらない”のイメージを根本から払拭してくれたのは楽天モバイルでした。プラチナバンドが入ることで、あのラーメン屋でも使えるようになることを期待します」
• 「過去にはいろいろ言われていたようですが、今は他社と遜色ないと感じています」