アジアを狙うドコモ,来年には台湾進出

NTTドコモは6月18日,台湾のKGテレコムに増資するとともに,同社と来年のiモード事業についてもライセンス契約を締結した。

【国内記事】 2001年6月18日更新

 NTTドコモは6月18日,台湾でセルラー事業を営むKG Telecommunications(KGテレコム)に対し,最大で6236万884株を増資引き受けすることを決定したと発表した。また併せて,台湾でiモード事業についてライセンス契約を締結したことも明らかにした。

“2002年中期を目途”に台湾へ

 今回ドコモが発表したライセンス契約とは,iモード事業展開について必要な技術ノウハウおよびコンサルティングを提供する代わり,KGテレコムから対価を徴収するという内容。

 展開されるプロジェクトはi-mode HTML/WMLデュアルブラウザ端末を用いたサービスを,KGテレコムのGPRS(用語参照)ネットワーク上で提供するというものだ。

 現地ではWAPに似た仕様が一般的であるため,とりあえずはWMLサービスをカバーしなければならないが,iモード本来の仕様も提供したい,というのが今回の「デュアル」端末を使用する実際のところ。

 プロジェクトの進行状況や端末の製造はどのメーカーが担当するのかなど,詳しい内容は一切明らかにされなかったが,「2002年中期を目途」と開始時期については明確に示された。ドコモは今年中にヨーロッパに進出を目指しており(1月18日の記事参照),いままたアジアも視野に入れつつある。

アジアで続々増資?

 ドコモの今回のKGテレコムに対する増資は,KGテレコムが新株を発行したものを引き受けるもの。ほかの取り引き先が増資を辞退した場合は,ドコモがその分も含めて引き受けることになるため,最大で69億2000万円を増資する権利を得ることになる。

 ドコモは5月16日にも香港の携帯事業会社Hutchson Telephone Companyにも増資を行っている(5月16日の記事参照)。こちらは約37億円の増資であり,今回の69億2000万円と合わせるとおよそ100億円をアジアに投じることになる。

 さらに明日からシンガポール4日間にわたり開催される国際IT総合展示会である「CommunicAsia2001」では,FOMAなどを中心に出展を行う。

 ドコモは既にアジアには1000億円を投じている。1,2カ月の間に100億を追加増資するドコモは,確かにアジアを見据えているだろう。

[杉浦正武,ITmedia]

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