Red Hatと3G LAB，世界初の次世代モバイルデバイス向けオープンソースOSの供給に向け，技術提携へ

【国内記事】

2001年8月1日更新

　米Red Hatと英3G LABは7月31日，2.5G（GPRS），3G（UMTS）モバイルデバイス向けのオープンソースのリアルタイムOS「eCos for 2.5/3G mobile devices」を共同で設計・開発すると発表した。これはRed Hatのオープンソース組み込みリアルタイムOS「eCos」をベースに開発されるという。

　eCos for 2.5/3G mobile devicesが登場すれば，これまでより迅速かつ低コストで次世代モバイルコミュニケーションソリューションの開発，提供が行えるようになる。オープンソースコミュニティのペースの速い技術革新や開発力を利用できるため，閉ざされた環境での開発を余儀なくされてきた従来のOSに比べて有用性が高いという。

　Red Hatと3G LABは今後，ハードウェア，ソフトウェア，テスト環境，サポートのほか，新たにインターネットサービスを用意して，信頼性が高く低コストなモバイルデバイス開発基盤を提供していく。インターネットサービスは，将来的にRed Hat Network経由で配信される予定。今回の提携で次世代AVアプリケーションのみならず，次世代HDRネットワークをもサポートする信頼性の高いプラットフォームがコンシューマや企業に提供されるという。

[ITmedia]

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