3G【さんじー,すりーじー】
3G(3rd Generation Mobile Telecommunications)は第3世代移動通信方式,もしくはIMT-2000と呼ばれる携帯電話の種類で,2001年より市場に投入される新システムである。 3Gでは1Gや2Gと違い,最初から国際ローミングを念頭におき1台の携帯電話をどの国でも使えるように標準化がスタートしたが,各国から提出された案を1つにまとめることができず,5つの方式が標準としてITUより勧告された。 日本と欧州はCDMAを使う3つの方式(DS-CDMA,MC-CDMA,UTRA TDD)のうちDS-CDMAを採用し,米国はMC-CDMAを採用する。一般的に前者がW-CDMA,後者がcdma2000と呼ばれている。また,CDMAではなくTDMAを使う方式(UWC136,DECT)も3Gとして認められている。 日本においてもDS-CDMAとMC-CDMAの事業認可がされており,NTTドコモとJフォンが前者,KDDIが後者を採用することが既に決定している。 3Gに要求されるのは,固定網と同等のクリアな音声品質,144kbpsから2Mbpsクラスの高速なデータ通信,そして国際ローミングの3点だ。しかし各国における採用方式の違いから,国際ローミングを実現するにはUIM(ICカード)を使った,プラスチックローミングになるといわれている。 日本のNTTドコモが2001年5月に3G,通称「FOMA」のサービスを開始する。これは2000年までに標準化された規格「リリース99」を使うもので,Jフォンや他国ではその後に標準化された「リリース2000」を使う。Jフォンのサービスは2002年6月より,首都圏の一部で開始される。cdmaOneの設備を有効利用できるKDDIは,2001年には高速通信をサポートする2.5Gを先行投入し,2002年より3Gを投入していくという。
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