ドコモのスパムメール対策,「らくらくホン」より「らくらくスパムメール拒否」をやっぱり役に立たないドメイン単位の指定受信,拒否機能アドレス単位での指定受信,拒否に続き,来年1月からはドメイン単位でも指定受信が可能になる。これは会社からのメールだけを受信できればいいビジネスユーザーにはスパムメール対策として有効だろうし,アドレス単位での指定よりはずっと効果があるだろう。 しかし個人ユーザーにははっきりいって役に立たない。指定受信に指定できるドメイン数は10件(アドレス指定も含む)だけで,指定件数が少なすぎる。もちろん家族間や親しい知人からのメールだけを受信するといった使い方ならば役に立つのだろうが。 iモードメールには今でもインターネットから,iモードからのメールのどちらかを拒否する機能がある。これはメールを送受信する相手がiモードユーザーばかりの場合は極めて強力なスパムメール遮断機能として活用できる。スパムメールの送信元はみな送信コストの安いインターネットだからだ。 この機能を拡張し,iモードと各社携帯電話やPHSからメールのみを受信する機能を提供できないものだろうか? 実際いわゆる「ケータイ」からのメールだけ受信できれば十分という人は多いはずだ。NTTドコモはiモード/インターネットという形で区別をしているのだが,ユーザーから見ればiモードを含んだ各社携帯電話,PHS/インターネットという区別のほうがずっと自然なはずだ。 各社携帯電話とPHSとのメールのみ受信を許可する設定は,ドメイン指定の指定受信で代用できる。しかしJ−フォンやツーカー,auの旧EZweb(EZweb@mail以前)では地域ごとにドメイン名が異なり,完全に対応する事はできない。またツーカーに至ってはSkyMessageとEZweb@mailの2つのEメールサービスで別個のドメインが存在する。 では指定受信数が増えればいいのだろうか? 今度はユーザーが設定する手間が膨大になる。各社携帯電話とPHSとのメールのみ受信許可することをシステム側で対応する事は技術的にはなんの障害もないし,ユーザーの手間も格段に小さくなる。もちろん端末側の改良も一切必要ない。この程度のシステム改善は今すぐにでも行えると思うのだが。 次のページ
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