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Huchison3G、NEC製新型3G端末「313」をリリース
海外でW-CDMA事業を展開中のHuchison3Gは16日、NEC製の新端末「313」を発表、17日から香港市場向けに「c313」の販売を開始した。
Huchison3Gの新しい端末はNEC製「313」──。欧州向けに「e313」、香港向けには「c313」として投入される。
両モデルの違いは中国語のサポートの有無。W-CDMAとGSM900/1800MHzのデュアルネットワークに対応している。ストレートタイプで、色はシルバー1色のみ。上部には180度回転する2倍ズーム対応の35万画素カメラを装備した。
本体サイズは全長約14センチとやや大柄だが、厚さが20ミリと薄いため、見た目よりも小型軽量に感じられる。内部メモリは19Mバイト。外部メモリスロットはメモリースティックDuoで、最大128Mバイトまで利用できる。
外部との接続はUSBケーブルのみの対応で、Bluetoothや赤外線ポートは備えていない。バッテリーはリチウムイオン1100mAhで、本体裏面のバッテリカバーを外してバッテリパックを装着する方式になった。
内蔵されるアプリケーションソフトは前機種「e616」と同等で、WAPブラウザ、メディアプレイヤー、POP3/IMAP4対応メーラーなど。ビデオやオーディオのストリーミング再生に対応している。
313はHuchison3Gのエントリーモデルとして位置付けされ、香港のHutchison3 Hong Kongでは17日から新料金プランとのセットで販売が開始された。追って他のHuchison3Gのサービス国でも戦略的な価格で投入される予定だ。
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