Panasonic、同社初のSymbian OS搭載端末「X700」を発表
Panasonic Mobile Communicationsは、同社初のSymbian OS搭載端末「X700」を発表した。トライバンドのGSMネットワークに対応し、撮影補助用ライト付きのVGAカメラを装備。WordやExcel、PowerPointの閲覧も可能だ。
Panasonic Mobile Communicationsは、2004年のフラッグシップモデルとなるトライバンド対応のGSM端末「X700」を、3GSM World Congressで発表した。NokiaのSeries 60 Platform標準に準拠し、Symbian OSを備えたマルチメディア端末だ。出荷は2004年秋を予定している。
PanasonicがSymbian OSを採用するのは今回が初めて(2月25日の記事参照)。Symbianの執行副社長であるモーガン・ジャイリズ氏はX700について「Panasonicが得意とする小型化技術により、Symbianスマートフォンはより小さく、軽くなった。市場で最も先進的なモバイル製品といえるだろう」と、高く評価している。
折りたたみ式のクラムシェルデザインでディスプレイは2画面。6万5536色のTFT液晶と、4色のサブディスプレイが搭載されている。静止画と動画に対応した31万画素のデジタルカメラは撮影補助用ライトを備え、撮った写真やムービーはminiSDカードに保存できる。WordやExcel、PowerPointのファイルを編集、閲覧できるのも特徴の一つだ。
ワイヤレスインタフェースは、赤外線とBluetoothを装備。Java MIDP 2.0を搭載しており、ゲーム、着メロ、アプリケーションをダウンロードできる。ブラウザはWAP 2.0準拠。
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