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KDDIら3社、地上デジタルラジオプレイヤーを開発
KDDI、エフエム東京、バイテックの3社は、地上デジタルラジオプレイヤーの試作機を開発した。PDA型でデータ放送や簡易動画、EPG、通信との接続機能に対応する。
KDDI、エフエム東京、バイテックの3社は、地上デジタルラジオプレイヤーの試作機を開発した。ARIB規格に準拠した1/3セグメント放送対応のPDA型受信機としては、日本初。首都圏や近畿圏で実施中の地上デジタルラジオ実用化試験放送の受信が可能だという。
試作機はQVGA解像度のディスプレイ、メモリースティックスロットを備えたPDA型。通信機能付きPDAと、1/3セグメント対応の地上デジタル受信ユニットで構成され、データ放送や簡易動画、電子番組票などのコンテンツからインターネットへの接続が行える。
開発に当たっては、地上デジタルラジオの受信ユニット開発をバイテックが、デジタルラジオプレイヤーの受信用アプリケーション開発をKDDIが担当した。
3社は3月4日から6日まで、東京タワー2階の特設会場で開発したプレイヤーを使った実証実験を行う。一般公募した200人にラジオショッピングやコンテンツのダウンロード、電子番組表配信、アンケート応募などを体験してもらい、放送と通信の連携サービスの可能性を探る。
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