“生まれ変わった”たまごっちの新たな魅力とは?(2/2 ページ)
たまごっち、復活――。バンダイは卵型の携帯デジタルペット「かえってきた!たまごっちプラス」を発売した。8年前との違いは、通信機能。ユーザー同士のコミュニケーションが深まるというが、その中身は?
ともだちリストには、現在のなかよし度が表示される。おみやげ交換でもらったアイテムを、「たからもの」として保管することもできる。
バンダイでは、製品発売に合わせてハンバーガーチェーン店「ロッテリア」とのタイアップを行っており、550店舗に「でかたまごっち」端末を設置している。実は、この端末にはその店舗のオリジナルキャラクターがいる。
「例えば、歌舞伎町のロッテリアには『かぶきっち』がいる……という具合。店によってキャラクターの名前が違うので、友達リストにコレクションしたくなるかもしれない」。今後は、カラオケやファミレスといった店舗でも同様のタイアップを行なえればという。
このように、新機能が充実したたまごっちプラスだが、追加を見送った機能もある。
「液晶を見ると、ドット数は2倍になったが白黒液晶のまま。カラーにすべきという意見もあったが、端末の価格が上がってしまうことを懸念した」
携帯の“マナーモード”のように、音をオフにしてもバイブレーションでたまごっちの「呼び出し」を表現することも検討されたが、こちらもコスト面を考え見送ったという。
親子で楽しめる
たまごっちプラスは既に販売されているが、気になる売れ行きはどうだろうか。村瀬氏は、まずは好調だと話す。
「多いところでは、発売日に300人の行列ができた。品切れ店舗も出ており、女性を中心に好評なようだ」
前回と異なるのは、“親から情報を得て購入する小学生”の存在だという。8年前のブームを知っているユーザーが、時を経て再び子供と楽しんでいるようだ。
今後、考えられるサービスとしては、ホームページの開設があるという。たとえば、現在のたまごっちの“親”の記録を残したり、育成日記をつけたりできるスペースを、オフィシャルに提供するか検討中だという。
「この手のゲームは、携帯電話のアプリケーションで十分という見方もあったが、やはり端末全体の“かわいさ”が違う。関連グッズなども用意して、多くのユーザーに長期的に楽しんでもらえる製品にしたい」
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