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OPERA【おぺら】

国内の端末にも、フル機能のWebブラウザが搭載された。DDIポケットの「AH-K3001V」に搭載された「OPERA」を解説する。

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 OPERAは、ノルウェーのOpera Softwareによって開発が進められているWebブラウザの名称。PC向けのブラウザが無料で提供されているほか、インターネット端末や携帯電話向けの組み込み製品も用意されている。最近では京セラから発売されるPHS端末「AH-K3001V」にOPERAが搭載されることから(4月22日の記事参照)、市場の注目を集めている。

 OPERAの最大の特徴は、他のブラウザと比較してファイルサイズが小さく動作が高速である点。さらに、PC向けサイトを携帯端末上にフルスクリーン表示させる「スモールスクリーンレンダリング(Small Screen Rendering)機能」を実装し、小さな画面でも横スクロールの必要のないスムーズな操作が可能になっていること。もちろん横スクロールを使った通常の閲覧方法もサポートする。

 利用者の間にOPERAが普及すれば、サイトの提供者は携帯電話やPDAなどの端末向けに、特別な記述を行う必要がなくなってくる。携帯端末用として開発されたWAPはもちろんのこと、iモード用のcHTMLですらその存在意義が薄れてくるのだ。

 スモールスクリーンレンダリング機能は、PC向けのOPERAにも搭載されている。任意のサイトを閲覧中に[シフト]+[F11]キーを押すことで、あたかも携帯端末で見ているかのようにサイトの面積が縮小化される。携帯端末向けのサイト作りには、この機能を活用するわけだ。

 ちなみに、パソコン向けOPERAは無料でダウンロードが可能だが、利用時にはウィンドウ右上にバナー広告が表示され、なおかつEメールによるカスタマーサポートを受けることができない。OPERAのライセンスコードを購入(5040円:税込み)することで、これらの制限は外せるようになっている。

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