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130万画素CMOSカメラの実力はいかに〜「A5506T」ケータイカメラ画質研究ラボ(3/3 ページ)

ボディデザインを一新、これまでの東芝端末とはがらりと雰囲気を変えてきた「A5506T」。カメラも130万画素CMOSという珍しいものを搭載している。その実力はどのようなものなのか。

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 次は白熱灯下の作例だ。

 A5506Tで撮影。蛍光灯下

 こちらはホワイトバランスもすごくきれいに合っており、色の浅さは気になるが、CMOSセンサにしてはノイズもすごく押さえ込んであって滑らか。そういう意味ではCMOSセンサの欠点の1つに対処していてなかなかすごい。

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 左はあざやか、右はあっさりで撮影

 安定した写りの写真が出たところで、色調調整を変えて撮ってみた。「あざやか」にすると色の傾向こそ変わらないが、彩度が上がって色が濃くなり、見栄えはぐんとよくなる。逆に「あっさり」にするとちょっと色味がなくなってコントラストも弱くなり、いわゆる眠い感じの絵になる。

 次はロウソク灯下だ。

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 ロウソク灯下で撮影。左から通常モード、ナイトモード、ライト点灯

 さすがにロウソク灯下ではナイトモードにしてシャッタースピードを落とさないとまともには写らない。しかし暗部にCMOSセンサにありがちだったノイズがほとんどのってないのに注目。これはすごい。ナイトモード時もかなりノイズ低減処理を行っているのが分かる。わざとらしいところもあるが、それは許容したいところだ。

 ライトは小さめで明るさはあまり期待しない方がよさそうだ。

 最後はおまけにマクロモードの写真を。

 マクロモードで撮影。屋内

 パンフォーカス機なのでマクロモード時はピントの合う範囲が狭くて距離が重要だが、うまく合わせるとこのくらいは撮れる。輝度差が大きすぎず濃い緑がない場合はこのくらいさっぱりときれいに撮れるのだ。

130万画素CMOSの実力は

 さて、一番の注目だった「メガピクセルCMOSセンサの画質はどうだったか」であるが、小型CMOSセンサの欠点だったノイズの多さ、それに伴う暗所撮影の不得手さについてはかなり解消されている。画像処理でノイズを消しているような面も見受けられるが、CMOSとは思えないほど暗い場所でしっかり撮れている。

 ただ屋外での画質はいまひとつ期待はずれ。CCDに比べて特に悪いわけではないが、もう少しがんばってほしかったと思う。

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