日経新聞は、ドコモがMotorolaから2005年春にも3G端末を調達すると報道した。
ドコモはFOMA端末メーカーに、2004年度から2年間で総額約370億円の技術開発投資を実施すると発表している(2003年12月19日の記事参照)。この対象メーカーには、シャープ、NEC、パナソニックモバイルコミュニケーションズ、富士通、三菱電機、そしてMotorolaが含まれている。
ドコモ広報部によると、「Motorolaと現在交渉中だが、(調達時期などを含め)現段階で詳細はいえない」。交渉がまとまり次第、正式発表があるようだ。
Motorolaは、世界の携帯メーカーとしてはNokiaに次ぐ規模(6月9日の記事参照)。ドコモから提供されたMotorola端末の例としては、海外ユーザーが日本国内でも自国同様に端末を使える“ローミングイン”サービス(4月28日の記事参照)向けのMotorola「A835」などがある。
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