ケイ・ラボラトリーはmobidec 2004の講演で、開発中の携帯向けCRMツールを披露した。「Quick Builder」という名称のこのツールは、Webアプリケーション構築を手がけるエフ・イー・エスと共同開発を行う。
※初出で共同開発企業の名称が誤っておりました。お詫びし、訂正させて頂きます。
開発の意図としてケイラボの真田哲弥社長は、FeliCa携帯の普及には携帯向けCRMツールが必須だからだと説明した。「企業が磁気カードから、FeliCa携帯やFeliCaカードなどにわざわざ乗り換えるのは、要するにCRMがやりたいから」。
Quick Builderでは、パーツをドラッグ&ドロップするだけで、携帯3キャリア向けのサイトができあがる。さらに、データベース部分を含んだアンケートシステムも簡単に作成できるという。空メールを送信させて、URLを送り返す仕組みなども持っており、このツールだけでサイト構築から顧客データベース構築、アンケートの実施と集計、抽出、顧客別の情報提供などが行える。
会場では、開発中のQuick Builderを使って携帯サイトを構築。来場者が、その場で空メールを送ってユーザー登録を行い、アンケートに答えるというデモも行われた。
アンケートはデータベースと直結。アンケート項目を変更すれば自動的にデータベース構造も修正されるという。データベース情報に基づいて、QRコードの出力も可能。つまり顧客ひとりひとり異なったQRコードを表示させられる
サイトの各ページはドラッグ&ドロップするだけで、リンク構造を変更できる。画像などは携帯からの添付メールに対応。「店長がお買い得商品を毎朝携帯で撮って、メールするだけでWebに反映させるといったことができる」
会場で、講演内容についてのアンケートを実際に集計。結果を表示させてみせた
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