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2008年には3.5世代携帯が5割に
定額制導入2社による競争の激化、相対契約の解禁による法人向け競争の激化などから、ネットワーク負荷のより軽い3.5Gへの移行が急速に進む──。情報流通ビジネス研究所のレポートより。
情報流通ビジネス研究所は9月6日、同社発行の「モバイルインターネット要覧 2004-2005」の中で携帯電話市場の予測結果を発表した。
それによると、携帯加入者数のと伸びは緩やかで2007年度でも9000万(2003年度は8152万)に留まる。しかし、世代交代は急速に進む見込み。
3Gサービスは、2003年度を境に急激に増加し、2008年度には9割以上が3G以降のサービスに加入すると、同社は予測。KDDIのCDMA 1X WIN、ドコモのHSDPAなど3.5Gサービスも、2008年度には加入者の半数となる4600万人が加入すると予測している。
3G以降のサービスが急増する要因として、同レポートでは以下のような要因を挙げている。
- FOMAが急速に加入者を伸ばしたこと
- KDDIによるパケット通信定額制がスタートしたこと
- ドコモの定額制追随により競争が激化。3.5G導入が急務となったこと
- 事業者の相対契約が解禁され、法人ユーザー向け競争が激化してきていること
- 相対契約解禁により、PHSを超えるデータ通信サービスが可能になってきたこと
- VoIPベースの定額音声通話の提供が視野に入ってきたこと
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横須賀リサーチパーク(YRP)のドコモR&Dセンタで、試験機器を使ったHSDPAのデモンストレーションが行われた。W-CDMAの進化形であるHSDPAは、平均速度2M〜4Mbps。CDMA2000 1x EV-DOと比較すると「要素技術としては似たようなものだが、EV-DVに近い」という。
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