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RFID前夜:1個5円だ!〜響プロジェクト(2/2 ページ)
RFIDの究極の姿が、商品1つひとつにICタグを貼付する単品管理であるとすれば、かなり下がってきた50円という単価でも高額という業種が多い。そこで、経済産業省が2004年に立ち上げたのが「響プロジェクト」。
“5円プロジェクト”開発ベンダーは?
2004〜2005年度の2年計画で、国際標準に準拠したUHF帯向けの無線ICタグを開発する。「5円タグプロジェクト」という異名を取ることからも分かるとおり、現在50円前後のRFIDの単価を5円にまで引き下げる計画だ。
響プロジェトにおける技術開発は、複数の企業が共同で行うのではなく、責任の所在を明らかにするために1社に任される。経済産業省は7月23日に、響プロジェクトの公募結果を発表、「タグの製造から加工まで一貫して開発する」という条件の下、唯一の応募となった日立製作所が請け負うことが決まった。また、大日本印刷、凸版印刷、NECが協力会社として参加する。
ソリューションの要
- 「夢の技術」RFIDを現実化するための1個5円プロジェクト
- 将来的には2〜3円を目指すとも言われる。
- 「5円でも厳しいが、導入してもいい単価」(マルエツ導入担当者)
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