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FeliCa携帯、ただいま40万台〜901i数機種にも搭載
現在4機種が販売されているFeliCa内蔵携帯電話の稼動台数は約40万台。901iシリーズも何機種かが搭載する。
NTTドコモが推進するFeliCa内蔵携帯電話の稼動台数が、約40万台であることが明らかになった。9月30日、ドコモの中村維夫社長が会見で話した。
FeliCa内蔵携帯電話は、FOMAを含め4機種が7月から販売されている(6月16日の記事参照)。中村社長は、現在約1万店で利用できることを挙げ「まずまずのスタートだ」と述べた。
今後の展開としては、「901iは別として、FOMAにFeliCaは標準搭載にしていく」とコメント。この冬に発売するFOMA 901iシリーズでは、何機種かに搭載すると話した。普及の進展については、「ドコモは年間2700万台の携帯を販売している。FOMAへの移行が進めば、ほとんどの携帯がFeliCa搭載になるのは時間の問題」だとした。
非接触ICチップであるFeliCaは、電子マネーのEdyやSuicaのプラットフォームとして利用されている。ドコモはFeliCa内蔵携帯を今後のビジネスの主軸に置いているほか、KDDIも2005年秋からFeliCa内蔵の端末を投入する予定になっている。
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