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携帯各社、新潟中越地震被災者の基本料金免除
KDDIは新潟県中越地震の被災者、約4万2000人の携帯基本料金を免除。免除額は合計で2億円以上に上る。ドコモ、ボーダフォン、DDIポケットも減免措置を決めた。
KDDIとドコモ、ボーダフォンは11月2日、新潟県中越地震の被災者が利用した携帯電話などの料金を免除すると発表した。KDDIおよびドコモが利用料金免除を行うのは阪神・淡路大震災以来2度目。ドコモは有珠山噴火の際にもPHS料金を返還している。
KDDIは、au携帯電話の10月分月額基本料金全額。および固定電話の通話料金、DIONインターネットサービスも免除する。災害救助法の指定地域となった24の市町村を請求書送付先とする被災者が対象で、対象者は携帯で4万2000人、固定で2万人に上る。免除額は、携帯で約1億6000万円、固定で5000万円。
ドコモは、小千谷市と山古志村の被災者を対象に、FOMA、ムーバ、PHSの10月分の基本料金を無料とする。対象人数や金額は確定していない。同社は「災害などで24時間以上のサービス中断があった場合」に料金の取り扱いを検討する方針。
ボーダフォンは携帯電話の月額基本料を、10月分または11月分から1カ月分免除する。対象は、災害救助法の指定地域となった24の市町村を請求書送付先とする被災者。
なお、DDIポケットは「何らかの減免措置を実施する。詳細を検討中」としている。
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