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ボーダフォン、新コンセプトモデルを渋谷に展示
クレードルにスピーカーが一体化。取り外してリモコンとして使える背面液晶は、本体とBluetoothで接続。ボーダフォンの新デザインモックは“音楽”がキーワード。
携帯のデザインが重要視される中、各社が携帯の未来像をカタチにしてきている。ボーダフォンは“音楽”をコンセプトとした新デザインモックアップを作成、11月6日から渋谷のフラグシップショップに展示する。
「Music」と名付けられた、このコンセプトモデルは、「音楽という切り口でアクティブに楽しむには。いい音で聞けるのが大事。形にあったデザインを目指した」とボーダフォンの大道伸氏。
スピーカーを埋め込んだクレードルの形をしており、中央に折りたたんだ携帯電話を置く。3Gの通信速度を生かしてフル楽曲をダウンロード。自宅に帰ったらクレードルに差して、いい音で音楽を楽しむ──。そういった世界を想定している。「クレードルにHDDを入れて、PCともシンクして曲の出入りができるようにしたい」と大道氏は次のコンセプトを話す。
端末本体にも工夫がある。背面液晶の部分を取り外すことができ、音楽再生時のリモコンとなる。本体との接続はBluetoothで行う。
携帯のデザインといった場合、単に表層の見た目の塗装や飾り付けのことを指す場合もある。一方で、「サービスと連携した、新しい型、必然性のあるデザイン」を目指す方向がある。
今回の「Music」もその1つだ。音楽をキーワードに、どうしたら音楽を携帯で活用できるかを形にした。「ライフスタイルを変えてしまうようなもの」。大道氏が目指す“携帯の形”はここにある。
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