FOMA 901i 5機種のスペックを比較する(1/3 ページ)
サイズ、電池の持ち、ディスプレイ、カメラ、特殊機能……などなど、901iシリーズ5機種を横並びで比較する。
ドコモが発表した901iシリーズ5機種。“3D×3D”をキャッチフレーズとした、3Dグラフィックスと3Dサウンドなどの基本機能は各種共通だ(11月17日の記事参照)。しかし、そのほかのスペックでは各機種ごとに異なる。サイズ、カメラ、液晶など、明らかにされているスペックから5機種を概観してみる。
サイズ、電池のもち、そしてデザイン〜サイズなら「P901i」
まずはハイエンド端末の懸念事項であるサイズから。901iシリーズは、多機能で重い端末と、機能はシンプルで小型軽量に振った端末にきれいに分かれた。
前モデルの900iシリーズはPDCと同程度の重さを実現し、平均で約124グラム。そこから見ると、「SH901iC」や「F901iC」「D901i」「N901iC」は重さが増した。逆に、「P901i」は大幅に軽くなった。特に100グラムを切ろうかというP901iは、FOMA中最軽量。厚みも22ミリとコンパクトだ。これまでになかった“小型軽量FOMA”として注目される。
デザイン面では、アンテナの有無も気になるところ。900iシリーズでは全機種がアンテナを内蔵していたが、901iではSH901iCとF901iCが固定式のアンテナを備えた。
端末 | 重さ | 厚み | アンテナ |
---|---|---|---|
SH901iC | 148グラム | 25ミリ | ○ |
F901iC | 129グラム | 28ミリ | ○ |
N901iC | 119グラム | 26ミリ | − |
P901i | 104グラム | 22ミリ | − |
D901i | 136グラム | 25ミリ | ー |
電池のもちはどうか。900iシリーズで300時間以上の待受時間を達成したFOMAだが、901iシリーズでも大きな変化はない。300時間から570時間とバラツキはあるが、ある程度実用的なスペックを達成している。これらの中では、F901iCの570時間とP901iの500時間が、待受時間の長さでリードしている。
端末 | 連続待受 | 連続通話 |
---|---|---|
SH901iC | 370時間 | 130分 |
F901iC | 570時間 | 160分 |
N901iC | 435時間 | 140分 |
P901i | 500時間 | 140分 |
D901i | 300時間 | 150分 |
デザインは、各機種で大きく分かれた。SH901iCは、唯一の回転2軸ヒンジ(7月16日の記事参照)。さまざまな形状で利用できる。D901iは、FOMAで初めてスライド型をチョイス。ストレート端末のような使い勝手が実現されている。
スタンダードな折りたたみ型の中では、P901iに注目だ。ヒンジ部のボタンを押すとバネで液晶が開くワンプッシュオープン機構、そして背面の絵柄を変更できるカスタムジャケットに前モデルから引き続き対応している。ただしカスタムジャケットはP900iとは非互換なのには注意したい。
またメモリカードは、D901iがこれまでのメモリースティックDuoからminiSDに変更になっている。買い換えを考えている三菱端末ユーザーは注意が必要だ。
端末 | 形状 | メモリカード |
---|---|---|
SH901iC | 回転2軸ヒンジ | miniSD |
F901iC | 折りたたみ | miniSD |
N901iC | 折りたたみ | miniSD |
P901i | ワンプッシュオープンボタン、着せ替えパネル付き折りたたみ | miniSD |
D901i | スライド | miniSD |
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