米NPDグループは、携帯のコンテンツ利用状況を調査し、結果をレポートにまとめた。着信音やゲームが、米国のユーザーに広がりつつあることが分かる。
調査によると、携帯コンテンツの一番人気はやはり着信音(Ringtones)サービスで、ユーザーの14%が携帯にダウンロードしている。静止画や動画を撮影可能なカメラ付き携帯の所有率は全体の9%にすぎないが、カメラ付き携帯ユーザーの55%は画像データの送信を行っている。また、カメラ付きユーザーの3分の1は週に1回は写真を撮影している。
待ち受け画面をダウンロードするユーザーは、全体の4%。ゲームをダウンロードするユーザーも5%いる。なお、ゲーム機能付き携帯を持つユーザーの95%はその機能を利用したことがあり、30%以上が週に1回は携帯でゲームを楽しんでいる。
1年以内に携帯購入を考えているユーザーに“重要と考える機能”を聞いたところ、上位には「カメラ」「ショートテキスト・メッセージングサービス」「電子メール」が挙がった。PDAと同等の機能を求める声も、18%あったという。
同レポートは、携帯市場の傾向などを探る目的で今後毎年行われる調査の第1回目。NPDグループは、番号ポータビリティの影響から、マルチメディア機能などでユーザーに端末買い替えを促す流れがあるとコメントしている。
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