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CMOSの弱点を改善、屋外撮影の画質が向上〜「W21T」ケータイカメラ画質研究ラボ(2/3 ページ)

東芝の「W21T」は、前モデルの「A5506T」と同じ130万画素のCMOSセンサーを搭載。屋外撮影では、CMOSセンサーの弱点をカバーする絵作りをするなど、画質の向上が見られた。

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 つぎはあずまやだ。

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 左がW21T、右がEXILIM(130万画素モードで撮影)

 W21Tはややオーバーめに見えるが、色はしっかりと残っていて妙に爽やか。わざとらしさすら感じるのだが、わざとらしいのがいけないかというと、そんなことはない。悪いどころか良いのである。リアルな描写は本職デジカメに任せておけばいいのであって、カメラ付き携帯なら、このくらいわざとらしく作ってくれたほうが楽しい。ただ緑はもうちょっときれいに出てほしいところか。

 次はお花畑だ。

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 左がW21T、右がEXILIM(130万画素モードで撮影)

 EXILIMと比べると、緑はやや枯れているが空は青々、サルビアは赤々と写っている。このあたりのバランスが“わざとらしさ”ともいえるところだが、見映え重視の絵作りだからある程度は仕方がない。

 さらに「あざやか」と「あっさり」でも撮ってみた。

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 左は「あざやか」、右は「あっさり」で撮影

 確かにあざやかにすると青空や赤がより強調されてこってりしてくるし、あっさりにすると全体に色味が弱くなってリアルになる。どれを使うかは好みの問題だ。

 つぎはマクロの作例だ。

 マクロで撮影

 ちょっと撮影距離を誤って近づきすぎたのか、しゃきっとしないところがあり、ボケている背景がざらついているのが気になるが、色はまあまあだ。

CMOSの苦手は残るが、ホワイトバランス補正は上出来〜屋内編

 CMOSセンサーは感度がいまひとつでノイズが乗りやすいため、明るくない場所は苦手だ。W21Tでも、そこは解消されていなかった。

 まずは蛍光灯下の作例からだ。

 蛍光灯下で撮影

 大きくモアレが入ってしまった。蛍光灯の下なら必ず入るというわけではなく、蛍光灯の種類とかミックスとか、いくつかの条件が重なるとこうなってしまう(説明書にもその現象は書かれている)。ほかのカメラ付きケータイと条件を揃えるため、あえてこのまま掲載した。

 A5506Tでも同じ現象が起きており、少々残念な結果。ここはなんとか対処してほしいところだ。

 それ以外はまあまあだが、屋外での爽やかなこってり感のある写りとは異なり、やや色にくすみが見られる。

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