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ボーダフォン、移動体売上3.4%減〜端末販売に遅れも
4月〜12月末での連結売上高は、前年同期比で14.4%減少して1兆1028億円。プリペイドユーザーの増加で、ARPUも前年同期比で9.4%減少している。
ボーダフォンは1月26日、2004年度第3四半期の決算を発表した。3四半期(4月〜12月末)での連結売上高は、前年同期比で14.4%減少して、約1兆1028億円。
― | 売上高 |
---|---|
2005年3月期第3四半期 | 1兆1027億8500万円 |
2004年3月期第3四半期 | 1兆2886億8900万円 |
売上高が減少した背景には、2003年11月の固定通信事業売却がある。ただし、移動体通信事業の連結売上高だけで見ても、前年同期比で3.4%減少しているという。
契約者あたりの平均収益を示すARPUは、前年同期比で9.4%減少の7万5133円となった。原因として挙げられたのは、プリペイドユーザーの増加。プリペイドユーザーの総契約数に占める割合は、2003年12月末には8%だったが、2004年12月末時点で11%に上昇している。
2005年3月期の通期での業績予想は、特に変更なし。ただし、「第3四半期に予定された一部の3G携帯の発売に遅延が見られたため、附帯収入に影響が生じることが予想される」という。このため、売上高は見込みをやや下回るとしている。
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