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運転中の携帯規制により収入減少〜KDDI
11月1日から施行された道交法改正により運転中の携帯利用が規制された。この効果が、携帯事業者の収入減という形でも現れはじめた。
1月27日に第3四半期の決算を発表したKDDIは、通期のARPU予想を7190円から7170円へ、20円引き下げた。ARPUとはユーザー1人当たりの事業収入を指す。減少した理由の1つは、11月1日から施行された道路交通法改正による運転中の携帯利用規制だ(2004年6月30日の記事参照)。
「運転中の利用規制の影響が、ARPU減として現れはじめてきている。11月以降のARPUは、10月までに比べると落ち方が激しい」(KDDIの小野寺正社長)
しばらく様子を見ないと影響の大きさは分からないとした小野寺氏。ただし少なくとも11月、12月については、道交法改正が運転中の携帯利用規制に効果があったことを証明する結果ともなった。
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