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最新のモバイルルポ搭載〜W21Tの文字入力を試す効率よいメール入力を考える(3/4 ページ)

東芝ワープロ専用機の流れを受け継ぐ「モバイルルポ」は、流行の予測変換だけでなく、独特な予測機能を持つ。一風変わった入力補助機能も多い。

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 各社の日本語入力ソフトでさまざまな文章を変換させてみると、最近の携帯端末ではATOKが頭ひとつ飛び抜けて成績がよい。モバイルルポは最適な同音語候補を表示する点ではATOKに一歩譲るが、文節区切りを間違えない点ではATOKをしのぐものがあった。

 機会があればいずれ比較記事を書きたいところだが、ケータイShoinやNECのAI辞書とは明らかな差がある。読者も自分で触ってみれば実感できるだろう。

 モバイルルポで面白いのは、異なる文節区切りの候補を並べて表示してくれることだ。これにより、候補選択だけで正しい文章が得られる可能性が高くなる。40文字まで一括入力できるのもモバイルルポの特長だ。

 他社製品は16〜23文字どまりだが、文章をまるごと入力しようとするとそれでは足りないことも多い。通常入力を多用するユーザにはありがたいところだ。

連文節変換では異なる文節区切りの候補が1画面に同居する(左)。40文字一括入力で長い文章もまるごと入力可能だ(中央)。先頭から確定してゆくと残りの部分が順次変換される(右)

 なお、モバイルルポはAI変換を搭載している。呼び名はおおげさだが、要は単語どうしの関係を認識して最適な同音語候補を選んでくれる仕組みだ。

 例えば「暑い日に熱い風呂に入る」のように、同じ「あつい」でも文脈によって変換し分けてくれる。細切れ入力にも対応しているので、「子供が」のあとで「ないた」を変換すれば「泣いた」に、「鳥が」のあとなら「鳴いた」になる。AI変換は便利なものだが、残念ながら予測入力では利用できない。他社製品ではATOKやNECのAI辞書がAI変換をもっている。

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