ボーダフォンは2月15日、迷惑メール対策の一環として、出会い系サイトやアダルトサイトのURLを記載したEメールの受信拒否機能を導入する。ボーダフォンライブ!のWebページから3月下旬より設定できる。
デフォルト設定では拒否機能はオフになっており、ユーザーが自分で設定する必要がある。
対象となるのは、ボーダフォンのEメールアドレス宛に送られたメール。電話番号宛に送られたスカイメールやSMSなどは対象外。「携帯発の(電話番号宛の)迷惑メールは、送信数制限でケアしている(1月25日の記事参照)」(ボーダフォン)
URLデータベースに基づいて、メールを特定
今回の拒否機能は、ネットスターが提供するURLデータベースを元に、NEC製のメールフィルタリング装置を使って、メールを判別。出会い系サイトなど特定カテゴリーのURLが含まれたメールを受信拒否する。
NEC製のメールフィルタリング装置「SLIMIT-C」は最大毎秒5000通の処理が可能。ネットスターが提供するURLデータベースは、URLフィルタリング向けに提供されており、法人市場で3割程度のシェアを持つという。データベースは最短で1時間に1回更新される。
URLが含まれるメールを受信拒否する機能は、KDDIもCメールに関して3月から提供開始する予定。KDDIはURLデータベースなどを参照せず、一律に排除する。またデフォルト設定は有効になっている。
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