モバイルSuicaでラーメン食べてきました(2/2 ページ)
携帯で自動改札が通れるようになるモバイルSuica。2006年1月の実施に向けて、テスト用のモバイルSuicaを借りられたので、その使用感をレポートしよう。
履歴の確認ができるのは便利
電車に乗ったり、Suica対応店舗で商品を買ったり、といった行動はカード型のSuicaでもできることだが、モバイルSuicaの大きなメリットは履歴をいつでも確認できるという点にある。
F901iCには「実証実験Step2用OV」という名称のiアプリが入っていた。電子マネーのチャージ方法、履歴表示、定期券の表示、利用案内と4つのメニューが表示される。
本も買えるし、食事もできる
上野駅のような大型のターミナル駅では、駅構内や駅ビルにもたくさんの店舗が入っている。上野駅では駅構内のほとんどの店舗と駅ビルatreに入っている店舗で、Suicaが使えるようになっている。今回は駅構内の書店で雑誌を購入してみた。
この日の東京は大雪。冷たい風が吹き抜ける構内を歩いてるうちに寒くなってきたので「サンディーヌExpress」で食事をすることに。もちろん支払いはモバイルSuicaだ。金額を聞いてF901iCを取り出すと、店員さんは「あ、ケータイのSuicaですね!」と言いながらリーダー/ライターを取り出し、ちょっとうれしそうだった。
少額の決済を携帯で行えて、電車も乗れるというのはなかなか便利……そう思いながらF901iCをタッチして改札を出ようとしたら、ピーッというエラー音とともに引っかかった。残高不足でもない。
一瞬戸惑ったが、すぐ原因に思い至った。Suicaの場合、入った駅と同じ駅で改札を出ようとすると、エラーが出てしまうのだ。
見送りのためなど、電車に乗らなくても駅に来ることはある。モバイルSuica正式スタートのときには、Suicaを入場券にも利用できるようになっていると、ちょっとうれしいかもしれない。
関連記事
- JR上野駅でSuica利用を促進するキャンペーン
Suicaが使えるコインロッカーや、Suicaで触れると携帯電話に情報配信されるポスターが上野駅に登場した。プレゼントキャンペーンは3月9日まで。 - モバイルSuica、2006年1月に向けた課題は?
ドコモ、JR東日本、ソニーの3社合同で行われたモバイルSuicaの記者発表会。「Edyと競合しないのか?」という質問に、JR東日本大塚社長は「切ない質問だ」と苦笑した。 - ドコモ、2006年1月から「モバイルSuica」開始
JR東日本、ドコモ、ソニーの3社は、2006年1月から携帯を利用した自動改札入出場サービス「モバイルSuica」を開始すると発表した。2005年3月からフィールドテストを行う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.