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“簡単携帯+医療ホットライン”でお年寄りも安心〜VodafoneCeBIT 2005

Vodafoneブースに展示されていたのが、ダイヤル先を3カ所に限定したシンプルな携帯。緊急医療ホットラインと組み合わせて、お年寄りに安心感を提供する。

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 「CeBIT 2005」会場でVodafoneが展示していた「Vitaphone1100」は、“簡単操作の携帯電話”と“24時間対応の医療サポート”を組み合わせたものだ。サポートサービスは独Vitaphone社が直接行う。簡単操作の携帯はいくつかあるが、緊急医療サービスとの組み合わせで提供するのが新しい。

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非常にシンプルな作り。お年寄りが無理なく持てるサイズと形状だという


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裏ブタを開けるとSIMカードスロットが見える。バッテリーは内蔵式。端末を落としてフタがはずれ、電池を紛失する──といったことを避けるためだという

 Vitaphone1100の端末そのものは、900M/1800MHzに対応したGSM携帯。端末あるのはA、B、Cの3つのボタンと電源キー、スピーカーフォン/ロックキーの5つのボタンのみ。液晶画面すらない。

 AボタンにはあらかじめVitaphoneのサービスセンターの電話番号が割り当てられており、BボタンとCボタンは自分の好きな番号を割り当て可能。電話をかける際はA、B、Cいずれかのボタンを押すだけ。通話中にスピーカーフォンボタンを押せば、そのままスピーカーフォンになる。電話を切るときは電源キーを押す──。このように操作は非常に簡単だ。

 Aボタンを押した場合、Vitaphoneのサービスセンターのスタッフが直接対応してくれる。24時間体制で医療相談や医師手配などの医療サポートを受けることができるという。BボタンとCボタンにどの番号を割り当てるかも、やはりAボタンを押してサービスセンターを呼び出し、番号を口頭で伝えることができる。マニュアルいらずの、究極のシンプル携帯かもしれない。

 なおVitaphoneは2001年にドイツでサービスを開始しており、加入者はドイツ国内で約4000人だと説明員。現在はオーストリアやスイスなどの4カ国でもサービス展開している。

Phto
ターゲットはずばりお年寄りだ


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Vitaphoneブースでは、心電図を測定して送れる「Vitaphone2300」、GPS内蔵でユーザーの位置を24時間監視可能な「Vitaphone1300」なども展示されていた

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