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携帯フルブラウザ3種を比較する(2/3 ページ)
話題の携帯フルブラウザ。しかしその機能は、ブラウザによって差がある。ブログASPサービスやWebメール、ニュースサイトなどを閲覧しつつ、Scope、Opera、jigブラウザを比較してみよう。
対応ページ1──ITmedia
携帯“フルブラウザ”といっても、すべてがPC向けのブラウザと同じわけではない。どんなサイトなら問題なく閲覧できるのか、また利用が難しいのはどんなサイトか。いくつかのサイトを例に、各ブラウザの挙動をチェックしてみた。
テストに使ったブラウザのバージョンと機種は以下の通りだ。Scopeは901iよりも一足早く900iのバージョンがアップしているため、900iを使ってテストした。
ブラウザ | バージョン | 機種 |
---|---|---|
Scope | 900iバージョン | N900i |
Opera | 7.60 | W21CA |
jigブラウザ | 3.1.6 | N901iC |
まずは、弊誌『ITmedia』のMobileチャンネルページ。テーブルを使い、大きく3段に分かれているほかは、一般的な情報系サイトと同様だ。
さすがに各ブラウザとも、基本的には表示に問題はない。差が出たのはレイアウト方式だ。携帯は画面が小さいため、PC向けのサイトをそのまま表示するのではなく、工夫が必要。Scopeは携帯の横幅に合わせてレイアウトを調節。特に横に長いテーブルを折り返して表示する機能は同社独自機能をうたっている。
Scopeでは3段組のページは、左段から中段、右段と縦に続けて表示される。ページ単位でスクロールするショートカットキーは用意されているが、記事面までたどり着くのが大変。N900iはそもそも高速な機種ではないが、1ぺージの容量が大きくなると、極端に速度が遅くなる
Operaは、Scopeと同様に段組を縦に展開するスモールスクリーンモードと、PCと同サイズに表示したページの一部を切り取って表示するPCスクリーンモードを備える。最大2.4Mbpsという通信速度によって表示も高速。操作に対するレスポンスもいい
jigブラウザは、PCと同サイズのページの一部を切り取って表示するパソコンモードと、縦横のサイズをそれぞれ2分の1として表示するケータイモードを備える。カーソルキーを押すとリンクにフォーカスが飛ぶOperaとは異なり、PCのようなマウスカーソルが表示され、全体がスクロールするのが特徴
複数のレイアウトモードを持つOperaとjigブラウザだが、Operaは再読込なしでレイアウトの変更が可能。jigブラウザは、再度読み込みが必要だ。これはレンダリングを携帯内部で行うか、サーバで行うかの違いによるものだろう。
対応ページ2──2ch
続いては、フレームが使われ、データ量も膨大な「2ちゃんねる」。チェックポイントは、フレームをどう表現するかと、1ページのデータ量が多い場合にどうするかだ。
Scopeは、最初に複数のフレームがあることが示され、表示するフレームを選ぶタイプ。右フレーム(本文)を最後まで表示仕切った。ただしスクロールにはかなり時間がかかった
Operaでは、フレームがPCブラウザ同様に表示される(PCモード+全画面表示ON)。HTMLで約500Kバイトの「ニュース速報+」をきれいに表示しきった
jigブラウザは、フレームをテーブル状に表示する。個別スクロールではなく同時にスクロールする形だ。容量が大きいページは複数に分割され、末尾に「続きを表示」というリンクが生成される
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