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ドコモ、課金データ消失〜推定10億円強の損失

ドコモのパケット通信の課金データが一部消失した。交換機の設定ミスによるもので、消失したのはドコモ中央ユーザーの課金データ。ドコモの損失は10億円強と見られる。

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 NTTドコモは1月13日から3月15日の期間中、パケット通信の課金データの一部が消失していたことを明らかにした。

 対象となるのはドコモ中央契約ユーザーの課金データ。ドコモ中央のFOMA契約者からパケット定額加入者を引いた、342万人に影響した可能性がある。消失したデータの復元は不可能で、当該期間中のパケット料金は正常に処理された課金データに基づいて請求したという。これによるドコモの損失は「推定で10億円強」(ドコモ)に上る。

 原因は、FOMA用交換機を増設した際の設定ミス。一部の交換機の設定が誤っていたことからデータが消失した。「設備のうち最大で、南関東の37%、北関東と東京23区の15.8%に設定ミスがあった可能性がある」(ドコモ)。3月15日にユーザーの問い合わせから設定に誤りがあることが分かり、即日修正したという。

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