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ドコモ東海の基地局情報がWinnyで流出
ドコモ東海の管理する基地局情報が、Winny経由で流出した。会社員が、情報をPCに入れて自宅に持ち帰り、Winnyのウイルスに感染したことが原因。
ドコモ東海の管理する基地局情報が、Winny経由で流出していたことが分かった。ドコモ東海が、3月25日に事態に気づいた。
同社グループ会社員が、静岡県、愛知県、岐阜県約800カ所の基地局情報をPCに入れて自宅に持ち帰り、Winnyのウイルスに感染したことが原因。ウイルスの動作により、PC内のファイルがネット上に流出したという。
PCの中には、休日などに基地局が故障した際のメンテナンス用データが入っていた。具体的には、基地局の住所、基地局敷地内に入る門扉の暗証番号、ビルオーナーの連絡先などが含まれていた。
流出に伴い、情報を入手した第3者が基地局敷地内に出入りできるようになった可能性があるが、「基地局そのものの中に入るには、また別のカギが必要」(ドコモ東海)という。
ドコモ東海では事態の発覚を受けて、暗証番号の変更、および物理的なカギの取り替えなどを行っている。社員向けにも、PC内に業務用の情報を入れないこと、およびそれを社外に持ち出さないことを通達したという。
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