写真で見る──着ぐるみケータイ「V501T」
ついに着ぐるみ携帯「V501T」が姿を現した。実際に見るとどんな雰囲気なのか、携帯としての機能はどうなのか──。写真で見ていこう。
シリコン素材のカバーで、さまざまな形に変身──。ボーダフォンの着ぐるみケータイ「V501T」(6月9日の記事参照)が、ついに披露された。
着ぐるみカバーはシリコン製。背面用と底面用に分かれており、端末にかぶせるようにして着脱する仕組みだ。電波の感度には影響しない厚さで仕上げてあるため、付けたままでも問題なく利用可能。ただし、付けた状態での充電やminiSDの抜き差し、マクロスイッチの切り替えができない点には注意が必要だ。
着ぐるみカバーの開発時には、さまざまな苦労があったとボーダフォン ターミナルマネジメント部の森一幸部長。
「チーズやタイヤは、もっと肉厚にして本物に近い感覚を表現したかったが、受信感度の観点から限界があった。また、シリコンのカバーを作るのには、“金型に流して確認して”──という作業が必要になるが、時間やコストのかねあいから何度もやるのは難しい。最後はうまくいくことを信じてできあがりを待つという“できてからのお楽しみ”的な、ハラハラドキドキがあった」
携帯電話としての機能は
携帯電話としての機能で注目なのは、ディスプレイスピーカーを搭載した点。音声通話の着信時に右ソフトキーを押すことで、ディスプレイスピーカーのオン/オフを切り替えられる。通話時のほかにも着信音や着メロ、着うた、ゲームの利用時にディスプレイスピーカーが機能するという。
なおV501Tのスピーカーは、端末の内側にある受話スピーカーとディスプレイスピーカーのみで、背面には搭載していない。そのため「閉じた状態では、開いたときに比べて若干音が小さくなる」(説明員)。ただ、端末の上蓋と下蓋の間には音が抜けるよう隙間が空いているので、実用上、特に問題はなさそうだ。
もう1つの特徴は、押しやすいダイヤルキー。それぞれのキーが0.7ミリほど盛り上がっており、キーの感触にもこだわったと説明員。「見た目でも押しやすさを感じさせるよう意識した。もちろん実際の押し心地にも配慮している」(説明員)
機種名 | V501T |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約51×102×26ミリ |
重さ | 約125グラム |
連続通話時間 | 約120分 |
連続待受時間 | 約380時間 |
カメラ | 131万画素CMOS |
外部メモリ | miniSD |
メインディスプレイ | 2.4インチ約26万色 QVGAスーパーファインポリシリコンTFT液晶 |
サブディスプレイ | 1.1インチ約6万5000色 TFCC液晶 |
ボディカラー | ブルー×ポリゴン、ホワイト×ソーダ、シルバー×タイル |
Vアプリ | 256Kアプリ Ver.2 |
着うた | ○ |
バイリンガル | ○ |
文字入力 | モバイルルポ |
関連記事
- 牛形携帯、“ブル”七変化
携帯が“着ぐるみ”を着るだけでもたいしたものだが、“牛”の着ぐるみは4本足と角がある。「V501T」の七変化。 - ボーダフォン、着ぐるみケータイ「V501T」を正式発表
コンセプトだけアナウンスされていたV501Tが正式発表された。「着ぐるみ」により携帯の形状自体を変えることが可能。7月上旬以降に発売される。 - 着せ替えで“カタチ”が変わる──ボーダフォンの着ぐるみ携帯「V501T」
タイヤや吸盤、芝、恐竜のタマゴ、角と足付きの動物──。着せ替えで手触りや形を変えられる携帯「V501T」が登場する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.