ニュース
ウィルコムの法人顧客データ入りノートPCが盗難に
法人顧客のデータが入ったノートPCが、社員の帰宅途中で盗難にあい、現在調査中。ノートPCにはアクセス制限がかかっており、情報漏えいの恐れは低いという。
ウィルコムは6月10日、業務用ノートPCと名刺の入った社員のかばんが盗難にあったことを発表した。かばん、PC共にまだ見つかっておらず、現在調査中とする。
ノートPCには、法人顧客、および見込み法人顧客の社名、会社住所、会社電話/FAX番号、メールアドレス、担当者名などが約2000社分と、ウィルコム社員のPHS番号、自宅電話番号、PHSメールアドレスが59人分保存されていた。また、取引先の名刺が約80枚、かばんの中に入っていたという。個人顧客に関する情報は含まれていない。
同社広報部では「ノートPCを持ち出せる社員は決まっており、持ち出しには上長の許可が必要。ノートPCにはセキュリティがかけられており、情報漏えいの心配はまずない」としている。
同社では顧客情報保護対策室を社内に設置していたが、今回の事態を真摯に受け止め、個人情報の社外持ち出し時の取り扱いを徹底、個人情報保護に関する教育プログラムの見直し、個人情報に関するルールなどの実施運用に関する調査・指導の実施、さらなるセキュリティ技術導入の検討などを行い、再発防止に向ける、とする。
関連記事
- ボーダフォン携帯情報流出、ソニーマーケティングから
ボーダフォンは、146人分のボーダフォン契約者情報が流出したと発表した。申込書の控えが、名古屋市内の公園で発見された。 - ドコモ東北、77件分の個人情報を紛失
NTTドコモ東北は、77件分の口座振替依頼書を紛失したことを明らかにした。紛失分は見つかっておらず、流出の可能性もある。 - ノートPC持ち出しガイドラインの必要性
ノートPCの盗難・紛失による情報漏洩が相次いでいる。しかし、ガイドラインを設けて持ち出しを禁止している企業はごく一部であることが、ガートナーの調査で分かった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.