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“ツール目指す”──画像変換サービスKeitai Pictureに新機能
富士写真フイルムの画像変換サービスKeitai Pictureに、「顔部分の自動切り出し」や「サムネイル合成」、「Flash置き換え」などの8種の新機能が追加される。
富士写真フイルムは7月11日、画像変換サービス「Keitai Picture」に8種類の新機能を搭載すると発表した。時期は2005年秋の予定で、価格は未定となっている。
- フェイスクロップ 静止画中の顔位置を検出して、顔中心の画像を切り出す
- オートセットアップ 逆行や光量不足などの画像を補整する
- サムネイル合成 複数枚の画像を貼り合わせて1枚に合成
- 画像ズーム 画像の一部を切り出して拡大表示する
- 画像回転 画像を、90度、180度、270度回転させる
- アニメGIF/MNG自動生成 1枚の静止画からアニメGIF、MNGを生成
- Flash置き換え 1枚の静止画からテンプレートに合わせてFlashファイルを作成
- テキストオーバーレイ シリアル番号や日付などのテキストを画像として埋め込む
今回の機能アップは、「クオリティ向上よりも“使うためのツール”としての機能追加。これによって、新たなシーンも出てくるのではないか」と富士写真フイルム。例えば、フェイスクロップを使い「監視カメラで顔の部分のズーム」することや、画像ズームも動的に画像の一部を拡大することで監視用にも利用できる。
テキストオーバーレイは、クーポン用途を想定した。テキストを画像として合成することで、偽造が困難なクーポン券が作成できる。
Keitai Pictureは、携帯サイト向け画像変換サービスの草分け的存在。オリジナルの画像を1枚用意しておけば、携帯電話の機種に応じて最適な画像に変換してくれる。利用トラフィックに応じた料金体系を採る、ASPサービスだ。
壁紙提供プロバイダーなどの利用は、社数でいえば半数以下。Eコマース用途や、企業サイト、音楽情報サイトなどでの利用が増加しているという。
合わせて、8月8日にはモバイル画像のリファレンスとして、Keitai Pictureが生成する画像を確認できる無料サービスも開始する。オリジナル画像を元に、特定の携帯電話に最適化された画像を生成、ブラウザサイズ、壁紙サイズ、背面液晶サイズなどに合わせた細かな設定が行える。
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