ニュース
ドコモ、名刺サイズの「FOMA AVユニット」を開発
ロボットや監視カメラなどに組み込めば、遠隔地からFOMAを使って映像の送受信や操作が可能になる。サイズは名刺サイズ、価格は1万円程度を想定している。
NTTドコモは7月12日、FOMA端末と接続し家電などを制御できる「FOMA AVユニット」を、ハギワラシスコムと共同で開発したと発表した。秋から量産を始める。2004年に試作公開した「FOMA対応ビジュアルコントローラー」を元に開発したもの(3月30日の記事参照)。別途、他メーカーとLinux OS対応のソフトウェアや専用基板も開発中だ。
ロボットや監視カメラなどにFOMA AVユニットを組み込むことで、遠隔地からFOMAを使って映像の送受信や操作が可能になる。簡単にプログラミング可能なスクリプト言語に対応した。
FOMAと接続できるカメラ「AirView」などの好評を受けて開発を決定した。「従来は、AVユニットに相当する部分に最低でも3万円程度のコストがかかっていた。FOMA AVユニットは1万円前後になると思っている」(広報部)
ユニット自体は名刺サイズで、重さは32グラム。コンパクトフラッシュカード型端末はそのまま差し込むことができ、音声端末はUSBケーブルで接続できる。SDカードスロットのほか、複数の周辺機器やセンサーを同時に接続できる汎用インタフェースを搭載している。
下記写真のような機器を各メーカーが試作している。
FOMA AVユニットは、13日から東京ビッグサイトで開催される「ワイヤレスジャパン2005」ドコモブースで展示される予定だ。
関連記事
- テレビも掃除もテレビ電話で〜FOMAで家電を遠隔制御
家電の操作をテレビ電話で──。ドコモはCEATECでテレビ電話を使った家電の遠隔操作を提案している。テレビ電話で家のテレビを見たり、掃除機をかけたり──といったことが現実になるかもしれない。 - 外から家電を操作する、FOMAの“何でもアダプタ”
外出先からFOMAをリモコンにして、テレビを見たり、クーラーを入れたり、ペットにえさをやったり──。ドコモは携帯電話とモノの連携を一歩進めるコントローラを開発した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.