ニュース
MVNOによる携帯事業参入も視野に──サイバード
サイバードが、MVNOによる携帯電話事業への参入を計画していることが分かった。今後3年間で携帯電話によるEコマースや広告事業を強化。その延長線上の構想だという。
一部メディアが報じたサイバードのMVNOによる携帯電話事業への参入構想について、サイバードがコメントした。
携帯電話事業への参入は、同社が今後の3年で基盤固めを進める携帯Eコマースや広告事業の延長線上にある構想だという。
同社は2005年4月から2008年3月までの3年間でEコマースや広告事業などの新規事業を立ち上げ、モバイルコンテンツプロバイダ以外の事業を強化する「3カ年計画」を打ち出している。ビットワレットと電子マネー「Edy」ユーザーの会員化や新規事業の推進で提携する一方(5月25日の記事参照)、リクルートや(6月1日の記事参照)富士急ハイランド(6月9日の記事参照)、通販事業を手掛けるJIMOSなどとも提携。携帯電話を活かしたモバイルマーケティングや会員向け携帯サービス、Eコマースに本腰を入れる。会員化で集めたユーザー向けに顧客属性に基づいた物販サービスを提供するなど、相互のサービスを連携させた形での事業展開を計画している。
MVNOによる携帯電話事業への参入は、「3カ年計画の上にあるものではなく、将来の構想として視野に入れているもの」(サイバード)だといい、具体的な時期やサービス内容についてはまだ何も決まっていないとしている。
MVNOによる携帯電話事業についてはニフティやトーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズ、ソニーコミュニケーションネットワークも参入を検討している。
関連記事
- サイバード、リクルートが第2位株主に
サイバードとリクルートが業務・資本提携。サイバードのモバイルサイト開発運営力とリクルートの情報サービス事業ノウハウを組み合わせ、携帯向けECや広告事業を共同展開していく。 - 富士急ハイランド、来園者向けの携帯会員サービス
富士急行とサイバードは、来場者を対象にした携帯サービスを展開、リピーター獲得を狙う。人気アトラクション「ドドンパ」の優先乗車権が当たるイベントも。 - 「So-netブランドの携帯」登場の可能性も?
So-netが、イー・アクセスのインフラを利用したMVNO事業を検討すると発表した。「So-netブランドの携帯」を取りざたする声も出ている。 - イー・アクセス、トーカイともMVNOを検討
イー・アクセスは、ニフティに続いてトーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズともMVNOでの協業を検討すると発表した。 - サイバードとビットワレット、Edyユーザーを会員化した新事業で提携
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.