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「1.7GHz帯参入は着々と進めている」──孫社長
「1.7GHz帯免許取得と携帯電話参入に向け、着々と準備を進めている」──ソフトバンクの孫社長が四半期決算発表で語った。
ソフトバンクの孫正義社長は8月10日、2005年4〜6月期連結決算の発表会で、「1.7GHz帯免許取得と携帯電話参入に向け、着々と準備を進めている」と語った。
時期は明らかにしなかったが、まずデータ通信サービスを東京で開始。その後名古屋、大阪に拡大した上で、同時期に音声通信サービスと全国展開を始める計画だ。
ソフトバンクBBと日本テレコムが持つ80Gbpsの既存IPバックボーンを活用するなどし、効率的に事業を拡大する考えだ。「ADSLでも顧客獲得費用が一番かかった。KDDIの固定電話回線は八百数十万だが、ソフトバンクはNTTに次ぐ1100万近い規模。この顧客基盤は大いに役立つだろう」(孫社長)。
1.7GHz帯の新規参入事業者に割り当てられる帯域幅を5MHzとしている点については、「足りないとは主張しているが、答申では250万ユーザーを超えたら5MHz追加するともある。将来は1.7GHz以外の割り振りもありうるし、東名阪以外ではまだ残っている部分もある。何通りかの拡大の可能性は残っている」と話した。
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