iTunesからそのまま──703SHの音楽機能を試す(2/2 ページ)
「703SH」はSD-Audioに対応するなど、音楽ケータイとしても使える。楽曲取り込みの方法や音楽プレーヤーとしての使い勝手を試した。
音楽プレーヤーとしての基本機能は
音楽プレーヤーとしての機能はシンプル。再生モードはランダム、全トラックリピート、1トラックリピート、リピートオフの4種類。イコライザ機能などは特に備えていない。
ボタン操作は、メディアプレーヤーが起動している場合とバックグラウンド再生時で異なる。
端末を開いた状態でメディアプレーヤーを起動している場合は、方向キーの上下と左サイドキーの上下がボリューム調整。方向キー左右の短押しが前後曲へのスキップで、左右キーの長押しが早送りと早戻しに割り当てられている。一時停止は決定キーと右側面のカメラキーだ。
音楽を再生させた状態で終話キーを押すと、音楽を聴きながら各種操作が可能なバックグラウンド再生モードになる。この状態では当然ながら方向キーや決定キー、サイドキーを押してもボリューム調整や曲間移動はできない。端末を閉じた状態での操作もサイドキーには音楽関連機能の操作は割り当てられていない。
もうひと工夫ほしい“ながら機能”
703SHは、音楽をBGMにして各種操作ができるようになっている。メディアプレーヤーで音楽再生を選んで終話キーを押すと、音楽が流れたままの状態で待受画面に戻る。この状態でもう一度終話キーを押すと、「音楽を中止します。よろしいですか?」というアラートが表示され、音楽再生が終了する仕組みだ。
電話帳やスケジュールの入力、電卓操作などは音楽を聴きながら行えるが、電子ブックやWebの閲覧、写真撮影、Vアプリの起動時などには音楽は一時停止し、メディアプレーヤーが終了する。メール作成は、テキスト入力は音楽を聴きながら行えるが、送信時にはやはり音楽が止まってしまう。再度音楽を聴くには「メニュー」−「ミュージック」とたどって「続き再生」を選ばなくてはならず、少々煩わしい印象。操作が終了した時点で音楽プレーヤーに戻る機構が用意されれば、さらに便利に使えそうだ。
音楽を聴いているときに通話が着信すると通話の着信音に切り替わり、通話が終わると音楽も終了する。メールの着信時は「ピピッ」という音が割り込んで着信を伝え、音楽を聴きながら内容を確認できる。ただし、返信を書いて送信しようとすると、音楽は終了する。
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