NTTドコモは9月28日、「ドライブモード」をより広い状況で利用できるよう音声ガイダンスを変更し、名称も「公共モード」に変える。11月17日の午前10時から。
これまでドライブモードをオンにすると、「運転中のため電話に出られません(略)」と運転に特化したアナウンスが流れていたが、より幅広い状況に対応したアナウンスに変更する。11月17日以降、「ただいま運転中もしくは携帯電話の利用を控えなければならない場所にいるため、電話に出られません。のちほど、おかけ直しください」というアナウンスに変わる。
「運転中だけでなく携帯電話の利用を控えなければいけない場所にいることを、かけてきた人に分かってもらえるサービスが必要だという声に応えた」(ドコモ)
また併せて、電源をオフしている場合の新しいガイダンスも提供する。「*25251」をダイヤル発信して電源を切ると、「ただいま携帯電話の電源を切る必要がある場所にいるため、電話に出られません。のちほどおかけ直しください」というメッセージが流れる。
いずれも使用料金は発生せず、公共モード中の端末にかかってきた電話についても通話料は発生しない。
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