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USBメモリで自宅と職場のPCを同期?〜「Migo」日本上陸

USBメモリを使ってPCのデスクトップ環境をほかのPC上で再現可能なソフトウェア「Migo」が、日本市場向けに発表された。

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 米PowerHouse Technologiesグループは10月20日、PCのデスクトップ環境をほかのPC上で再現可能なソフトウェア「Migo」(ミゴー)を日本市場向けに発表した。USBメモリを使って自分のデスクトップデータを格納し、自宅のPCと職場のデスクトップ環境を同期させられる。


PowerHouse Technologiesグループ、ワールドワイドセールス担当副社長ランディ・ヘイゲン氏

発表以降、米国では各メディアで紹介された。米TIME誌は「2005年の最高の発明」に認定したという

アジア・パシフィック営業ディレクター内藤久義氏

 Migoで同期の対象となるのは任意のファイルやフォルダ、Outloolアイテム、デスクトップのファイルや壁紙など。ブラウザのお気に入りも同期が取れるので、どちらのPCを使っていても後のデータの整合性を気にすることなく操作できる。

 またインターネットカフェのPCを、職場や自宅のPCと同じデスクトップ環境で使うことも可能。Migoのインストールが必要なのはメインの環境となる1台だけなので使い勝手に優れ、リソースをHDDに書きこまないためセキュリティが高いのもポイントだ。ログアウトする際に、オフィスソフトやブラウザの履歴をログイン前の状態に自動的に戻してくれるのもありがたい。

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(左)メインPC上で、同期ファイルを決定する(右)同期中(HDD→USBメモリへコピー中)
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(左)サブPCでログインモードを選択する(右)ログインするとメインPCと同じデスクトップに切り替わる

 同期に使うUSBメモリは256Mバイト以上が推奨されているが、同期させるファイルによってはより少ない容量で済む場合もある。またUSBメモリ以外のデバイス、たとえば携帯やiPodでも“USBを利用する外部記憶装置”と認識されればUSBメモリの代わりに利用できる。この点はユニークだ。PC内蔵のメモリスロットがUSB接続なら、メモリースティックやSDメモリだけで運用することも可能となる。

 同ソフトウェアは11月初旬から順次、ベクターなど各社Webサイトからダウンロード販売が開始される。価格は6090円。パッケージ版は年内の発売が予定されている。

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