Nokia、Symbian UIQインタフェース採用の「Nokia 6708」を展示:PT/Wireless&Networks Comm China 2005
Nokiaは中国市場向けにタッチパネルを採用したスマートフォンを発表。PT Comm 2005会場で実機のデモを行っていた。
Nokiaは中国市場向けに、タッチパネルを採用したスマートフォン「Nokia 6708」を発表した。18日に北京で開幕した「PT/Wireless&Networks Comm China 2005」会場では、実機のデモも行っていた。
Nokia 6708はGSM/GPRSに対応したスマートフォン。GSMの対応周波数は900/1800/1900MHzのトライバンド、サイズは118×52×18ミリ、150グラム。OSはSymbian OS 7.0、インタフェースはドコモのFOMA「M1000」などに採用されているUIQ 2.1を搭載した。NokiaのスマートフォンはSymbian OSを採用しているが、UIQインタフェースの採用はこの6708が同社初となる。
液晶は2.66インチのTFT、約6万5000色表示で解像度は208×320ピクセル。タッチパネルを採用しており手書き入力(英数および中国語)が可能。カメラは背面に130万画素を備える。内蔵メモリは18Mバイト、外部メモリはSDカードで最大2Gバイトまで対応する。外部接続はBluetooth1.1、赤外線、USB1.1となっている。
内蔵アプリケーションはOFFICE文章の閲覧が可能なQuick Sheet/WordやPIM、メディアプレーヤなどを搭載。Eメールクライアントは中国移動がサービスするプッシュメールサービスに対応した。ほかにはオンライン天気予報や情報サービスなどのアプリケーションが多数搭載されている。
発売は今年末の予定で、中国での価格は4300人民元(約6万円)前後になるとのこと。
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